アインシュタイン塔

ポツダムにある天文台施設の中にアインシュタイン等と呼ばれる施設がある。日曜は友人とこれを見学。

気温２０℃程度のサイクリング日和。ベルリンから自転車で向かった。湖にはヨットが多数。遊覧船も混んでいるようだ。



ポツダムの天文台は今年で105周年だったと思うが、煉瓦作りの古典主義的ディテールの建物が多い。



ここには電信中継所が設けられていて、古い電信柱？が残っている。カッコ良い。

電信柱っていう言葉は考えるとちょっと変かな。




波板を使った観測施設は非常にドイツ的だと思う。屋根は可動式だ。

そんな中でメンデルゾーン設計のアインシュタイン塔は極めて特異。これはアインシュタインの一般相対性理論を実証するために作られた太陽分光測定の装置だが、様々なノイズがオーバーラップして証明は困難だった。しかしこの塔は外郭の建築的先進性で有名になる。ラジカルで、当時の量子力学、天文物理学の先進性を極めて巧く表現していると思う。



http://www.aip.de/en/institute/history

鉄筋・鉄骨入りのコンクリートは部分的に厚みが相当異なっていて、建ってすぐから湿気による問題が発生したらしい。結局今まで対症的なレストアを繰り返している。

この後は勿論いつも行く渡し舟乗り場脇の店でカフェとプルーンの特大ケーキ。



心地よい日差しの中、満腹になって昼寝したい気分だった。その後は７,8キロ走って駅から満員電車で帰った。自転車もこれ以上詰めないという程ギュウギュウで、乗客皆少なからずブーたれていたが、突如現れた鮮明な虹を見て皆ハッピーに。人生単純！