mixiユーザー(id:1691344)

2017年07月20日12:04

352 view

「頭に来てもアホとは戦うな」(#630)

今日は休みにしちゃった。


書名:「頭に来てもアホとは戦うな」
著者:田村耕太郎
版元:朝日新聞出版

「アンガ―マネジメント」をテーマに読んでいる。
その流れの2冊目。
なんとなくタイトルで選んだけど、いい本だった。


印象に残った部分を書き出しておこ。

・時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を思い切り謳歌するための、限られた財産である。
 そして、その限られた時間とエネルギーを一度しかない大切な人生を輝かせることに使ってほしいのだ。

・怒りとか憤り、ましてや仕返しなど無駄で後ろ向きなことなのだ。

・過去を引きずるより、もう終わったことにした方が傷は浅いのに、悔しさを晴らそうと、さらに過去に時間とエネルギーを投資してしまう。

・戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」だと思ってほしい。

・自分が本当に何がしたいのか、そのために何が必要なのか、そっちに専念した方がいい。それがわかれば、他者のことを気にする暇なんてないことがわかる。
 戦うべきなのは、”アホと戦う”なんてアホなことを考えてしまう自分のみ。

・アホは組織全体のことなどそんなに考えていない。そもそもだからアホなのだ。

・自分の仕事の評価において、大事な相手になめられるのは、確かにいけない。しかし、「質の高い仕事をする」というプライドを持ち、手抜きをしたい自分と戦いながら仕事を続けていけば、相手が馬鹿にしてなめてくることはないし、それでもなめてくるような相手とは仕事をしなければいい。

・自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中するべき

・自分の目標を達成するためには、妙なプライドは天敵である。妙なプライドを持って相手を見下して張り合ったりするのではなく、本当に戦うべきは、要らぬプライドを持った自分である。

・終わったことにこだわって、未来を無駄にしてはいけない。

・対人関係で思い悩んだり、苛立ったりする時間があれば、その時間で英語やビジネススキルを勉強したり、友人や家族と楽しく過ごしたり、英気を養うためにリラックスして趣味にいそしんだりした方がずっと生産的だ。

・自分のやりたいことが本気ならば、それがはっきりしていれば、いくらでも頭は下げられる。

・対人関係を捉えるときに知っておいてほしいのは、まず、「敵」という発想はいらないということ。

・敵とは排除する発想からきているもので、そもそも心が狭いし、そうした相手を作っていいことは一つもない。

・戦うべき相手はアップサイドがある、つまり、相手にすることでこちらも得るものがある人間だけに絞ろう。怒りをぶつける対象も選ぶべきなのだ。
 どう考えてもダウンサイド(損をする)しかないという、自分にとって意義の無い相手から何を仕掛けられても相手にしないことだ。

・絡まれて得はない。時間とエネルギーが無駄である上に、損しかないと思ったら、こういう人たちからは一目散に逃げるのだ。一切かかわらず関心を持たないのが一番。反論も反撃も厳禁だ。

・苦手な人間にはさらに丁寧に接するべきだ。絶対に批判したり、嫌いなオーラを出したりしてはいけない。そしてリスペクトしているところを強調する。最後に相手の欲するものを相手の立場で見つけ、それと自分の利害を共通のものとする。

・相手のこちらに対する対応が気に入らないことへの不満の改善の第一歩は、相手の立場に立ってみること。

・余計なストレスを最小限にする方法は、期待値をコントロールすること。期待値コントロールと同時に大事なのは、「どこへ行って何になろうが、何か得て成長してやる」という姿勢だ。

・腐るということは人生の最大の無駄だ。タイムコストも大きいし、自分の人生を生きていない。

・感傷的な勝負に出てしまっては失うものが大き過ぎる。何のために自分はその組織に入ってその仕事をやっているのか、このことに集中しよう。

・「人生はそもそも理不尽なもの」という現実感覚を持てば、いかなる職場にいてもストレスは大きく減らせる。ストレスの多い人は何事にも過剰に期待している人だ。

・自分の心の持ちようでストレスを抑え、自分の行動でおもしろくしていく。

・今あなたが他者からどう見られているかなんて、人生の最後から逆算すればどうでもいい途中経過なのだ。

・本当に心がポキッと折れた時は思い切って休め。

・他人のせいだと思いたくなることは誰にでもある。しかし、そのほとんどは自分がしっかり準備していれば防げたものだ。準備しても防げなかったとしたら、それは仕方ない。

・他人が良かれと思って指摘してくれたことでも、実際はその人がこちらのことや取り巻く環境のことを正確に理解していることは少ない。なので、それを鵜呑みにして失敗してしまったとしても自分の責任なのだ。

・自分をどこまで信じられるかが人生の分かれ目。

・自分を責めたりすることより大事なのは、自分の目的をはっきりさせることである。それを強く思えば、冷静になれる。

・自分と向き合う時間を確保していれば、気持ちを荒らげる暇はなくなる。他人を見て焦ったり、怒ったりするときは、きちんと自分と向き合った方がいい。

・自分と向き合い自分の基準を持てば、他人の評価や他人の目に影響されなくなってきて、そういうものからストレスを感じにくくなってくる。
 あなたの人生はあなたが責任を持って作り上げるもので、他人がどう思おうが、結局はあまり重要ではない。
 最後、死ぬときは一人であり、あの世に持って行けるのはあなたから見た達成感くらいだろう。人生の意義とは、ざっくり言えば、自分が満足するかどうかである。

・変化をチャンスと捉えるか、ピンチと捉えるかはあなた次第だ。考え方次第でピンチにもチャンスにもなり得る。そもそもピンチもチャンスも変化がもたらす表裏一体のものなのだ。

・道半ばで逝った知人らの最期の瞬間の思いを考えてみると、やりたいことは今しておくべきだし、それをやるためだったら、誰かに何を言われようが「知ったこっちゃない」し、同時につまらない意地やプライドは人生で何の意味もないと思えてくる。

・自分で計画した通りになるとは限らないが、懸命に生きていたら想定していたことよりいいことがたくさん起こるものだ。

・やられたらやり返すのではなく、やられたら、やった人を気持ちよくさせて自分のために使い倒すのだ。それが本当の倍返しだと思う。


ってな感じ。
折を見て、また読み返したい一冊でした。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する