昼を食べて満腹なのですぐスタート出来ず、町を一回りする。ここは大きさから言っても村でもまく都市でもなく「町」なんですが、、日本語にあるこの町という言葉、ドイツ語だとぴったり対応する言葉が無いような。村Dorfか都市Stadtかのどちらかで、Stadtを町と訳しても良いのだろうが、何となくピンと来ない。都市という概念が変化してしまったのだろうが、ここは歴史的に見れば勿論Stadt、でも現状はそうとも言えないような気がする。などなど考えながら散歩しました。
ここにも中世以来の町の壁が残っています。これはもう独立した都市として必要不可欠なものだった。それだけを考えても欧州は争いに満ちた場所だった事が如実。
この辺りは小さな農村でも新古典主義様式にのっとった住宅が結構多い。多分その時代(19世紀)に農村の発達が有ったのだろう。
東独時代、ここはザクセン州からのバカンス客で一杯になった。今でも夏になるとザクセンからの観光客が多いが、今はまだ嵐の前の静けさ、、静かな町と静かな湖を楽しめました。
この家は庭がきれいなのでいつも感心するんですが、バカンス客に部屋を貸している。人気があるので空いている事はまず無い。愛情溢れる庭作りというのは見てすぐ判るものですね。
睡蓮とコウホネ?が沢山咲いている。本日はカヤックは見送って、そろそろ出発。
この辺は氷河によって形作られた、なだらかな丘陵地帯。適度なアップダウンが楽しめて僕には丁度良い。
が、選んだ道はえらく荒れていた、、、パヴェの上に簡易舗装したのが至る所で剥がれている。しまいには石畳だけになった。ロードバイクには辛いが、ゆっくりラインを選んで走る。本来パヴェは大ギヤで滑るように走るべき、と言われているが、まぁ僕には無理ですね。
野原は様々な色の草が咲いている。こういった花から集めた蜂蜜とか美味そうだな、などと思いながら走る。
以前泊まった事のある村まで10キロ。パヴェは疲れ方が違います。ここで一般道へ出て戻る方角へ。せっかくのロードバイク、ここは少し風を切って走りを楽しむ。
途中の村から自転車道へ。一般道も車はほとんど通らないのだが、全く自動車が通らないというのは自転車乗りにとってストレスが激減する。
小さな湖で2,3分休憩。どうということのない静かな景色、なごみます。
ペアで自転車に乗っているのって良いな、といつも思うのですが。こういう場合、乗ってる自転車は何でも構わない、というか自転車の良し悪しの問題ではない、のでしょう。
麦畑は大分色付いてきています。草も既に夏の色。
Lychenに戻ると18時、、少し早いけれど夕飯を食べて帰る事に。いつも行く飯屋の中庭で小魚(Coregonus albula)を揚げたのを食べる。おいしいです。
駅まであと18キロ、電車の時間も楽勝なので湖等眺めながらのんびりと走る。
帰りの電車もガラ空き。うたた寝しながら戻りました。家を出たのが11時、戻ったのが20時30分。結局ほぼ丸一日遊んでしまった。
ログインしてコメントを確認・投稿する