ガムを買う場所は、決まっています。
ガムは、どこで買っても、たいして値段は変わりません。
なのに、わざわざ渋谷駅の売店で買うのです。
たいてい、小銭を用意してあるので、
1000円札を出すことはありません。
それでも、「ちょうど」というのは、めったにない。
「125円、ちょうどあります」
と思わず、ちょっとうれしそうな声が出てしまいます。
すると、売店のおばさまが、すかさず、
「あら。ちょっとくらい多くていいですよ」
だって。
「ちょっとくらい」というのが、奥ゆかしい。
ね、「ここ」で買いたくなるでしょ?
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