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2017年04月22日23:42

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ポタリストの記録・【サイクルライトのチョイス・その1】

■悩ましいサイクルライトの選択■

 今まで自転車のライトは購入した店主がサービスでつけてくれたパナソニック製のライトで済ませていたが、会社の事情で電車通勤を余儀なくされそうである。正直、JR中央線はまともに動いていた試しがないので、早番の時は自転車で通勤する積りだ。そこでライトの選択に迫られた次第。

 ところが、これが結構悩ましい。大雑把に言ってこれだけある。

 1■乾電池型とバッテリー型か

 2■メーカーの選択(入門者はジェントスか、キャットアイか)

 3■カンデラを優先するか、ルーメンスを優先するか

 1について

 ◆乾電池型

 長所はお手軽であること。充電池の使用も可。いざとなったらコンビニに駆け込んで乾電池を調達出来ること。

 短所は1個で点灯するタイプならば良いが、これが単三4本、となるとこれが結構馬鹿にならない重さになること。特にブラケットヘの負担が大きく、経年劣化で垂れ下がって来るものもある。
 
 ◆バッテリー型

 長所は軽量であること。

 短所は途中で切れた場合、スペアのバッテリーに挿し換えない限り、点灯出来ないこと。製品によってはサイクルコンピュータの無線と干渉するものもある。

 2について:GENTOS VS CAT EYE

 専門品となるともう少し高価なKNOGやレザインあたりになるだろうが、入門者の多くはジェントスか、キャットアイか、という選択になるだろう。ジェントスは嘗て日本製だったが、今は殆どが中国製になっている。一方、キャットアイは日本製に拘っている。ならば、キャットアイの方に分がありそうだが、そうとも言い切れないので、悩ましい。

 それぞれ見逃せない欠点がブラケットにある。

 まずジェントス社の方はブラケットの殆どが天然ゴムのため、破断の可能性、落下して壊しやすいという欠点がある。

 この点、キャットアイ社製の方がしっかりしているが、ラインナップは全体的に重たいのか、大抵が付属のブラケットでは下にさがりがちで、「お辞儀」してしまう。勿論オプションのブラケットを使えばその心配は解消されるはずだが、この会社ではなぜか最初からつけようとしない。安く売りたいのかもしれないが、後になって必要になるとしたら、少々面倒くさい。

 一方、先述の電池式か、バッテリー式か、という話になると、世のライダーには必ずしもバッテリー式が良いと全員が考えている訳ではない。特にスピードメーターの無線に今のバッテリー式のライトのパルス信号は干渉するものが多いため、重たくても乾電池式(エネループも含む)が良い、という人はそちらを選択する人がいる。

 その距離だが、キャットアイ社の場合75mm、ジェントス社の場合、95mm以上を推奨している。

 既にコードレスのメーターをつけてしまった私もその1人だ。

 ジェントス製のうち、300ルーメンスを越えるものの多くがバッテリー式(USBで充電するタイプ)である。

 つまり、メーターの数値に干渉するものが多いことになる。

 この点ではキャットアイ社の方に軍配が上がる訳だが、しかし先述したように、キャットアイ社のライトは全体的に重たい。

 それぞれ見逃せない欠点があるが、結局キャットアイ社製を選択。

 3について:カンデラか、ルーメンスか

 確かに暗いよりは明るい方が視認してもらえるが、強ち明るければ明るいほど良いのかと言うと、そうとは言い切れないところがまた難しい。これがストリートユースの場合、点滅させて光らせているとオートバイと勘違いされる恐れもあるほど今のバイクライトは進化している。

 ストリートユースがメイン、という方は300ルーメンス(約100m)を目安としたい。これを越えるとさしもの歩行者、車高の低いクルマのドライバーから露骨に嫌な顔をされる。勿論スマホをしながら突っ込んで来る輩にそんな気遣いが必要かというと、その限りではないことは言うまでも無いが。

 一方、河川敷のような街灯も殆ど無いようなところを走るとしたら、これは明るければ明るいほど良い。

 ということで、良いか悪いか、要はどこを走るかによって選択が違って来る。

 カンデラ、ルーメンスの特徴についてだが、

◆カンデラ:放射強度を示す単位。横方面の明るさ、遠方よりも近くのものが多く視界に入る。

◆ルーメンス:光束を示す単位。前方の距離の明るさを示したもので、近くのもの以上に遠方のものが多く視界に入る。

 どちらを優先するか、両方を優先するかの選択になる。カンデラが大きい場合、遠方よりも近くのものが多く視界に入る。一方、ルーメンスが大きいものは遠方までレーザーのように光が届く。どちらが良いかはどういう経路を走るかであって、どちらが正解とは言えない。

 ストリートも河川敷も走るという人で、使い分けている方もいるが、それも良いかもしれない。

 通勤経路は路地裏程度の暗さなので、カンデラを優先した。

 その結果選考に残ったのはHL-540 ECONOM FORCE(エコノフォース)という機種である。540にはバッテリータイプと乾電池適応モデルがあるが、選択したのは乾電池型である。

 170ルーメンスなので、それほど遠くには光は届かない。170ルーメンスしかないと言っても、並みの懐中電灯(ちょっと良い懐中電灯でも100ルーメンスがせいぜい)よりはずっと明るい。ちなみにクルマのウインカーは350ルーメンス以下、と規定されている。その半分程度。

 同社製品で遠方までの視認性まで期待するのであれば、ボルト400を選択すれば良いだろう。その名の通り、400ルーメンスまで届く。但し、ストリートではボルト400を借りたことがあるが、露骨にドライバー、歩行者から嫌な顔をされたことを記しておく。170ルーメンス程度であれば、それほど嫌な顔をされずに済む。

 次回はいよいよ取りつけである。

 (続く)

 

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