白バイガール (実業之日本社文庫)
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=18419990&id=3848407
近所の書店に筆者の色紙が飾られており、そこに「スピード感を意識して書きました」旨の記述があったので勉強の為に借りて
読んでみた。多少勉強になったかな?
個人的な事情を述べると白バイは策敵対象、つまり敵だ。昨年の夏に負けたが、見事な取り締まりと言う他無い。私がバックミラーから目を離した瞬間に急接近して計測するなんて!
そんな感じで、憎みつつも敬意を表している交通機動隊に所属している主人公の下手糞さには違和感を禁じ得ない。
という訳で変なフィルターを経て本書を読んだから、変な事を考える。
主人公と仲間との連帯感。全く問題無い。本書の主旨から美徳以外の何ものでもない。
しかし、私は妄想する。警察も官僚だ。本書では美徳だが、実世界の官僚の連帯が日本を駄目にしていないだろうか?
民間企業なら、どんなに身内が可愛くても経営に支障があればリストラせざるを得ないが、官僚にはそれがない。
民間企業なら、大赤字が出る事業には事前にストップがかかるが、官僚にはそれがない。
先の大戦中にはインパール作戦という、事前に失敗が予測されていたのに実施された作戦があるのだ。
公共事業は増殖する一方だ。それが官僚にとって都合が良いからだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する