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2017年03月30日09:55

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人生意気に感ず「外から見た日本。書道文化。雪の遭難。てるみくらぶ」

◇上海から帰って、外から見た日本、そして中国を考える。JTBのガイドが日本の良さを語ったので、私は「中国人が一番信頼する製品はどこのものですか」と訊ねたら「ドイツと日本」という答えだった。日本製品の質を支えるものは日本人の勤勉性と日本の文化、そして中小企業の存在だと思う。小回りのきく中小企業が常に生き残りを賭け変化に対応して頑張っている。文化とは、企業は社会のためにという企業倫理である。金を儲けるだけの存在は長く続かないことを百年の中小企業の歴史が教えているのだ。社会主義経済から急激に変化した中国では、まだ健全な中小企業が育っていないことを感じた。変化に対応するものだけが進化するというダーウィンの言葉はここにも当てはまるのだ。
◇日本では「書道」というが、中国では「書法」である。書の源流は中国に発する。それは中国の文化を支え、日本の文化を支えてきた。近代社会は便利さとスピードを求める。そのために、漢字は不便でスピードに対応し難い。それゆえに韓国は漢字を捨て、本家の中国は略字を使うようになった。日本では漢字の基本を残しつつ、ひらがなが補っている。これこそ日本の文化の素晴らしさである。
◇今回の上海における書道展の意義の大きさを改めて振り返っている。27日の最後の夕食会で、一人一人の子どもたちに感想を述べてもらった。彼らは書をやっていて良かったと語り、一人一人に書を通して身に着けたしっかりとした心が感じられた。
 国際理解教育が叫ばれ英語の重要性が強調される。それは間違いないが、外国で自国のこと、及び自分を語れない若者が多い。自国の文化に誇りを持ち、それを自分の言葉で話せることこそ国際化時代の要であることを今回痛切に感じた。
◇栃木県の高校生の遭難を中国で知った。帰国したらNHKが「雪崩の事故を教員が一時間も歩いて通報した」と報じていた。時間が勝負なのになぜと思う。表層雪崩が起きやすい状況だった。雪崩注意報が出ていた。8人も死亡したのだから刑事責任が問題となる。その場合、予見の可能性が焦点となる。
◇「てるみくらぶ」が破産し、海外旅行の世界に衝撃が走っている。海外に出ると旅行者の大群に驚く。空の旅は命が掛かっているのに利益を求める企業のターゲットになっている。(読者に感謝)

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