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2017年03月03日20:47

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静かな老後 2

その日友人は我が家においていたたくさんの荷物のいくつかをボーイフレンドに頼み車に積んで出発した。

もともとこのボーイフレンドと彼の友人S(男性)との共同生活だったのが、Sと長いことうまくいかなかった。
思い余ってそこを出ることにした。
そして我が家に滞在と相成ったのが昨年。
綺麗好きで話題は豊か料理もうまい彼女との共同生活は楽しかった。
それでも毎日いつ出ていってもらえるのだろうかと思いながらだった。
そしてそんなふうに思う自分を自己嫌悪。

まだ荷物は残っているけど次回ということだろう。
私たちはハグしてさよならした。

皆さんから多くのアドバイスとコメントをいただき随分と気持ちが楽になったが、それでも自己嫌悪でモヤモヤしていた私は次女に電話した。
「あんたも知ってるように彼女は明るくて話題も豊かで楽しいのだけどね、あまり長い滞在は耐えられなくてね。だんだん自分の部屋にこもるようになってしまったのよ。」
「わかるよ、それってその人が良い人か悪い人かって問題じゃないのよね。」
「うんまあ・・・・」
「さあ、いつものようにリラックスしようかって時にそこに誰かいたらできないもの。自分の空間に誰かがいるって疲れるよ、誰かというよりそこに個体があるだけでいつもの自分でいられないじゃない。それも一日中だったら特に。」
と容赦がない。
容赦がないがここまではっきり言われるとスッキリしてしまう。
そうか、無理することないんだと。
次回は断ろうと決心している私は
「その通りね。あんたは聞き上手ねえ。おかげですっかり気持ちが晴れたわ、ありがとう。」
次女にこんな電話をしたのは初めて。
「いつでも聞いたげるよ。」
「うん、そこで相談なんだけど、次回は断ろうと思うのよ。」
「それがいいね。」
「でね、代わりにあんたの所を勧めてもいいかしら?」
一瞬沈黙した次女は
「ダメ、断る」
きっぱりした返事。
「綺麗好きで話題も豊かだし・・・だめ?」
「ダメよ」
「今回は長かったけどいつもは2泊か3泊だけよ?」
「ダメよ、仕事が終わって帰宅してさあリラックスしようと思う時に誰かいるってだめ。断る。それにあの人喋りまくるし。」
あっさり断られてしまった。

けどスッキリした。
あれでいいのだと思った。
無理することはないのだと。
一件落着だ。

皆様の貴重なアドバイスとコメントに再度お礼申し上げます。
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