駅弁大会、その３

駅弁大会も今日が前半戦最後。明日から一部のブースが入れ替わる。
というわけで今日はたぬ〜が飛んだ。

「海苔のりべん」、福島県
　　
今日が最終日なので、たぬ〜がリピート。
肉や海鮮のスター選手がいるわけではないが、それらに対抗しうる実力者。いつ食べても美味い。

「海苔のり牛めし」、福島県
　　
「海苔のりべん」がヒットとなっている福豆屋の実は新作。新作だがサブ扱い。しかしすぐに完売となってしまい、ある意味幻の駅弁になったとも言えよう。
のりべんのバリエーションとも言えるが、福豆屋で牛肉というのは珍しいのではないだろうか。これまでは豚が多かったように思う。とはいえ、さすが名店、いい具合に仕上がっている。牛そぼろがジューシーで美味。
久々に「牛肉どまん中」に対抗しうる美味い駅弁が現れた。

「百花繚乱 いくら華吹雪」、北海道
　　
名駅弁「海の輝き」との二枚看板になりつつある(？)。
交通事情で材料が揃わず作れない日が続いたが、無事解消されたようだ。
名前にイクラを冠してはいるが、主役はカニのような気も･･･。味はもちろんだが、彩の美しさが際立つ弁当でもある。
これは2年前の第50回大会の海鮮対決時に新作として登場したものである。それが今でも生きている。駅弁界の生き残り競争は激しい。定番化するのは少数であろう。姿を消してしまうものも多いのだ。

「あなごめし弁当」、広島県
　　
今回は諦めていた。
ところが、キャンセル待ちでたぬ〜がゲットしてきてくれた。
これはもう文句なく美味い。ありがちな甘辛の味付けではなく、甘みはほとんどない。穴子はふわふわではないがプリプリで香ばしくいい塩梅の歯応えがある。そして穴子の出汁で炊き込んだご飯の美味いこと。
もう穴子系の弁当はこれだけでいいかも、と思ってしまうほどの孤高の美味さだ。さすが老舗の仕事。

というわけで、今日の駅弁。。。

・北海道、函館本線／小樽、百花繚乱 いくら華吹雪、\1,380
・福島県、東北本線／郡山、海苔のりべん、\950
・福島県、東北本線／郡山、海苔のり牛めし、\1,150
・広島県、山陽本線／宮島口、あなごめし弁当、\1,944