期待してたけど、最悪の台本だった。
今年に入ってから、自分の小説に必要だったから平田オリザ関係にずいぶんかかわった(買ったり、観たり)けど、アゴラ劇場でかかる芝居はもう関係ないと判断できるようになった。
別に平田オリザがよくないというつもりはない。いい作家だと思う。
演出家としてのたたずまいもいいと思うし。
でも今回の作品、共同演出で名前を連ねてる以上、平田自身が高く評価しているということで、逆に僕はこの元がフランスの作品は明らかに失敗作だと思った。
これで現地では喝采とか信じられないし、もし本当のことでも僕には関係ない。
何がよくなかったか書くと、終わりを迎えている男女は、憎みあうのはありとして、あそこまで相手に関心はないことだ。
憎みあったとしたら、罵倒はするけれど、必ずバトルになる。
相手の話は聞かないし、文句の応酬になるだろう。
それをずっと期待して、寝ながらバトルシーンを待ったが来なかった。
二人とも、別れる相手に優しすぎ?ではないか。
創作意図でそうしているのは明らかだが、これでははっきり言って、駄作だと思う。
タウン、来年はアゴラ劇場に行く回数は減るんだろうなあ。
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