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2016年12月13日16:12

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昔見た子供向けドラマの中のギャンブル

日本の1960年以前の人たちは覚えているかもしれないが、子供の時に名子役の宮脇健が演じた「ケンちゃんシリーズ」のドラマがあつて、僕も喜んで見ていた。その中の一つを紹介しよう。


  小学2年生くらいのケンちゃんが友人仲間と、三輪車レースの賭け事に熱中するようになる。仲間の一人が「大人は競馬というものをして、お金を儲けているそうだ」と言って。そして、皆で10円くらい掛け金を出し合い、「儲かった。損した」で一喜一憂したのだな。ケンちゃんは儲ける。

   数日後、父親も交えての夕食の時、母親が「お金がないの。だから、今日はイワシなの」。当時の日本では、イワシが安かった。そうしたら、ケンちゃんが「競馬だよ。競馬をすれば、儲かるよ」と言いだし、父親は「バカヤロー。しかし、どこでそんな事を覚えたんだ」と言い、色々聞き、三輪車レースの事がばれて、ケンちゃんは怒られる。父親は「ならば、本当の競馬を日曜日に見せてやろう」と言い、連れて行く。儲かった人もいたが、反面、金がないのに競馬に有り金をつぎ込み、貧乏になり、苦しい表情を見せる男の人をケンちゃんに見せて、「よく見ろ。これが競馬だぞ。怖いものだぞ」と諭すところで、ドラマは終わる。

  当時の僕も笑いながら見ていましたが、ギャンブルに対しての教育という面もあったわけですね。

  ひるがえって、今のカジノ法案。与野党共、経済面の議論は活発ですが、青少年への影響など、教育面が聞こえてこないのはどういう事でしょうか。経済面だけの賛否で良いのでしょうか。また、教育界は一体どのような意見があるのでしょうか。その声も聞こえてこない事はもっと変に思えます。大体、今の日本国民は教育に関心が薄い。教育について選挙で語っても、与野党共、票にならないわけですね。日本国民の意識自体が問題でしょうが。

  できるカジノの規模にもよりますが、児童や生徒への影響はどうなるのでしょうか。心配です。

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