なんか久し振り。
書名:40歳からの会社に頼らない働き方
著者:柳川範之
版元:筑摩書房(新書)
40歳に絡む本をちょいちょい読んできたけど、この本はちょっと視点が違う気がした。
うまく言えないけど、40代を肯定してるっていうか、なんていうか。
気になったところを書き出しておこ。
・変化に対応するために、多様なルートを確保して、一本のルートがダメになっても、その他のルートで発展する
・今の会社を捨てる必要は必ずしもありません。しかし、会社に頼っていても、100%頼りにして安心して生きていける時代では、もはやないのです。
・いきなり成功しようと思うと、本当に大切なチャンスは掴めません。むしろ、その前に、積極的に失敗しておくことが大切。
・今いる会社でできることは何かという発想でアイデアを考えてしまうと、どうしてもできること、考えられることが限られてしまう
・一つのことに挑戦するのではなく、いくつかのことにチャレンジするという複線的な働き方を選択する
・今までやってきたことは新興国の人財やコンピューターとの競争にさらされ、場合によっては取って代わられてしまうかも知れません。
しかし、発想を切り替えて考えれば、今までやってきたこととは違うことをするチャンスが巡ってきたということです
・労働力としてコンピュータに対抗するには、正解のない問題を解く能力を身に付ける必要がある
・働き方や仕事の仕方をまったくの会社任せにしておくと、いざとなった時に何も考えられなくなってしまいます
・二年後、五年後、十年後、など様々なばりゅえーションを考えて、違う将来を自分なりに考えておくという発想が重要
・将来が不確かな状況において大事なことは、いろいろな可能性を考えておくこと
・わからないならわからないなりに、それぞれの可能性をある程度考えておく
・近い目標:状況に応じてコロコロ変えていくべきもの
遠い目標:そんなにころころ変えないで、長い目で見て、動かして調整していくべきもの
・自分の長所・短所を語れて、かつその具体例を挙げられる、そしてそれをきちんと話すことができれば評価してくれるひとは格段に増える
・仕事をしただけだと、、ほとんどの場合、そこから得られた知識は体系だっていません。それをきちんとそれぞれの情報の棚に入れてうまく関連づける。そうすることで、経験からくる知識や能力が初めて武器になる。そして、その棚の整理に学問が役立つ
・自分のスキルをどうアレンジすれば、異なった状況で使えるのかということを頭の中で整理する
・先がよくわからない時は、どんなに状況や環境が変わってもある程度役に立つ能力を身に付けて準備しておくことが大事
・働くことには、所得を得るという面と、ある種の自己実現という面の両方がある
・何も変えなければ、世界経済の変化によって、むしろ働く環境の方が大きく変わってしまい、かえってリスクは大きくなる
・変わっていくことで、安心とチャンスが得られる時代
ってな感じ。
なんていうか、ゼロか、百か、じゃなくて、その真ん中くらいでもいいんだな、という気がしました。
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