12戦にしてこれまで3度の1枠1番はすべて勝利、そしてそれはスプリングS、京都大賞典、この春の天皇賞である。この日は4度目の1枠1番・・・・
第36回ジャパンカップ、キタサンブラックは予想通り悠然と鼻を切り絶妙のスローに落としてレースを支配する。
テンの3Fが37秒2、そして5Fが61秒7と聞いた時、ボクは愕然とし、そしてキタサンの勝利を確信した。
先頭で4コーナーを回ったキタサンは誰も競りかけてこない状況の中で悠々とラチから離れ一番走りやすいコースを選ぶ余裕があった。
決して勝ったキタサンをけなすつもりはない。というより、逆に負けた16頭をけなしたい。はっきり言うが彼らは(彼女もいるが)キタサンに勝つ気があったのだろうか・・・・
菊花賞や天皇賞のキタサンのレースぶりを見ていればこういう流れではどういう結果になるかはわかっているはずだ。
どうぞ北島三郎さんお勝ちください。三郎さんにちなんだ第36回のジャパンカップです。我々は2着を目指します・・・・・
みんなが指を咥えて勝ちにいかないレースだった。そして案の定2着には2着の王者であるサウンズオブアースがきた。
ラブリーデーがいなくなったくらいで昨年とはあまり代わり映えのしないメンバー、暮れの有馬も同じようなものだろう。ならば、またキタサンか・・・・
競馬には絶対はないと言うが、このメンバーなら何度やっても同じ結果のような気がする。そんな中で、ボクにはぜひ出てほしい馬がいる。
ミッキーアイル・・・・・
先週のマイルCSを勝ちながらジョッキーの騎乗に問題があってあまり気持ちのいいG1タイトルではなかったはずだ。
春にはスプリント路線を中心にローテーションを組みながら秋にはマイルでG1獲得。そんな馬に有馬に出てほしいというのは彼が彼の形を持っていて決してそれを崩さないからだ。有馬の距離で持つのか・・・・・
惨敗する可能性は高いだろう。だがコーナは6つもあるし、間違いなくヘビーステイヤーとしての逃げ馬であるキタサンとはテンからのスピードがまったく違う。そして何よりもあっさりとキタサンを行かせてまったく抵抗しようとはしない今回のメンバーとは勝つ気が違うだろう。
ボクの有馬の本命は決まった。
ミッキーアイル・・・・
登録すらしないかもしれないこの馬を本命に押したい。こんなバカげたことを言う人なんていないだろう。
だが、そうでもしないと今のレベルの低いその相手ではキタサンは止められない。
2016年11月27日 第36回ジャパンカップ
キタサンブラック(武豊)2:25:8
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