街を歩きます。
すれ違うたいていの人は、周囲に無関心な顔で歩いています。
いちいち立ち止まって、街路樹を見上げて、
紅葉の具合を確かめたりはしません。
お店の看板を写真に撮ったりもしません。
すれ違う私に視線を飛ばしたりもしません。
もちろん、ときどき、飛んでくる視線にも出合います。
でも、ほんの一瞬です。
半分は無関心、半分はある程度の関心がある。
それが街を行く人であり、街を歩く作法でしょう。
と、思いながら、出合う物、出会う人に
さかんに視線を飛ばしながら歩くのも、楽しい。
ときどき出合う視線は、同じことを考えているらしい。
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