ハワイ島のお寺でお話

ヒロの大正寺の婦人会でお話させて頂く機会を頂きました。
先月の奥秋先生の精進野菜寿司教室に参加して下さった方々と野菜寿司とココアの寒天ゼリーを作って、召し上がって頂きながら。

大正寺は道元が開いた曹洞宗。食の戒律が厳しいことでも有名ですね。
でも最近は道元が建てた福井県の永平寺のお坊さん達が脚気になり、動物性を食べないと栄養失調になると言っている方も多いようですね。
動物性を食べないことではなく、宇宙法則に従った人間らしい食べ方が重要で、道元もこのように伝えていたようですが、道元の時代の人と今の時代の人達は食べ物や環境が変わり、体質が違うので、現代人に合った宇宙に沿った食べ方が大事。
現代人は人それぞれなので、万人に合うものなどなく、その人に合った食事がなされていたら、精進料理だから栄養失調になるということもないはず。

昨日の方達は日系人の方達で、食はアメリカ本土の食文化が中心で、お寺で出すお食事も油や動物性中心ですが、この日系人のご婦人の方達はお顔を拝見する限り皆さん私よりずっと元々持っている土台の体が健康できっと体調も人生も滞りなく過ごされている方達ばかりとお見受けしたので、この方達に合った無双原理のお話をさせて頂きました。
7代前のご先祖様の生き方が今の皆さんに沢山の善き遺産を残してくれているから、是非皆さんも7代先の子孫まで受け継いだものを繋いでいって頂きたいと、最後は締めくくり。

新しい風を吹かせることは必ずしもスムーズにいくとは限らず、日本から来たこんな若造の私がお話させて頂くことに抵抗を感じる方々がいらして当然ですから、ちょっと緊張したまま臨みましたが、皆さん最後まで真摯に聞いて下さり、最後は「Interesting!」とおっしゃって頂き心から感謝しました。
お寺の本殿にも最後お礼をお伝えして帰りましたが、実はこの日の朝、洗濯物を干している時に椅子から落ちて尾てい骨を強打し、野菜寿司作りから、講義の間も立っているのも辛かったのです。
それでも、もうハワイ島での生活も10日ほどだからと、講義の後はKapohoの先までイベントの為に1時間弱車を運転。
夜帰宅し、夕飯の支度も大変でしたが、夕飯まで食は控え、教えて頂いた背骨を伸ばすヨガをしたり、お借りした仙骨に良い音叉を聞いたりし、夜寝る前に尾てい骨に里芋パスタを娘に貼ってもらい、今朝は随分痛みが治まりました。立っているのも平気。

イベントや外食、会食が続き、胃腸が乱れていたけれども大根おろし入り梅醤番茶でごまかしていて、陽性になり過ぎていると感じていた矢先でした。
動物性は長年入れていないから骨折などの大事には至りませんでしたが。
お手当に頼らず、抜くところは食を抜き、食で整えていくことがやはり一番大事と反省。

単なるVeganではなく、子孫に繋がる宇宙に沿った食べ方、生き方を愉しみます＾＾