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2016年10月09日11:45

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神宮スズメの独り言2016秋〜5〜楽しみは秋まで残しておいた

既に10時の段階で雨が降っていた。今日は中止か、しかし、HPを見ても何の告知もない。渋谷場外で馬券を買ったボクは、一応神宮へ向かった。

いつもの外苑前3番出口を出て、スタジアム通りを進む。

「み〜〜よ、み〜〜よ、りっきょお〜〜」

秩父の宮を過ぎた辺りから立教の校歌が聞こえてくる。小雨が降っていたがやっぱりやるんだ。

「楽しみは秋まで残しておいた」立教の今シーズンのスローガン。春は最終カードである明治との直接対決、勝ち点を取ったほうが優勝という状況の中、1勝2敗で勝ち点を落とし優勝を逃した。一昨年の秋も同様なケースで明治に敗れている。

今シーズンこそ・・・・

そんな強い思いで臨んだこの秋は早稲田、法政を相手に順調に勝ち点を上げ優勝に向けて突き進んでいる。

そしてこの日の東大戦、先発は田村君、不動の初戦の先発投手。だが、この日は調子が余りよくない。初回の先頭打者下雅意君に安打を浴びると1死2塁とされた。その後は凡退に取ったが、3回の安打と四球で2死1・2塁の場面では強烈な1塁ライナーで何とかしのいだ。

雨でぬかるむマウンドを気にしているのか、ストレートが走らずコントロールもいまひとつだ。

一方東大は三木君が先発。100キロを下回るボールを交えて打たせてとる下手投げの投手だ。1回、2回と2塁打を打たれながらもボールを低めに集めて後続を断っていく。

しかし、3回先頭の高橋君に本塁打を浴びる。そしてストレートの四球、一気に投手が崩れていく典型的な形かと思われたが三木君は踏ん張った。無死1塁で立教は盗塁を仕掛けアウト、その後も2つの外野フライで立教は1点で終わる。

そして東大は4回に四球、パスボールで無死2塁とすると2つの犠牲フライで同点に追いついた。無安打での1点である。

雨が強くなってくる。投手陣もマウンドを盛んに気にする。そんな中、4回裏の立教、2死無走者で田中君のカウントは3ボール0ストライク、この場面で試合は中断。ゲリラ豪雨が神宮を襲い、このままノーゲームかと思われたが連盟は天候の回復を待った。

1時間近い中断の後、試合は再開。しかしボールカウントは3−0からだ。どう見ても投手が不利。そして、その通りの結果となる。東大三木君はその後ストライクを2つ取ったが、その次のボールを右中間スタンドに運ばれたのだ。

2−1・・・

しかし、三木君は次の田村君にも安打を放たれたが、その1点でしのいだ。

立教は2本のソロ本塁打で2点を挙げたがその後一気に三木君を打ち込めなかったのが響いてくる。

東大は5回6回と無得点ながら2人の走者を出し守ってはこの2イニングをパーフェクトに抑える。負けていながら試合は東大ペース・・・

7回、悪天候の中、立教の倍以上が集まった東大応援席が「大空へ」の大合唱をしているさなか、先頭打者の杉本君から3連打で無死満塁のチャンスを作った。送りバントが内野安打になったものやまったくのどん詰まりのヒットもあり、立教には多少不運だったが・・・・

東大は1死後田口君のタイムリーで同点とするが、立教も楠田君のセンター前への辺りを佐藤君がダイビングキャッチして追加点を阻むなど、一進一退の攻防は終盤へと持ち込まれる。

東大は6回から三木君に代わって有坂君がマウンドに上がり8回には山本君にスイッチした。ともに代打を出されたもので、立教を無安打に抑えていた。

立教は8回から主将の澤田君がマウンドに上がっていた。磐石の継投でもう1点も与えないという立教の思いが伝わってくる。

しかし、9回、東大は簡単に2死となったが、山田君が安打と盗塁で揺さぶると田口君は四球、2死1・2塁から楠田君が先ほどの無念を晴らす2塁打を放つ。3−2・・・・

そして、東大はここで今シーズン怪我のため登板のなかったエース宮台君がマウンドへ。

雨で少ないながらもどよめく観客・・・・

だが、彼はまったく本調子ではなかった。急速はまったく出ず、力んでボールが打者の頭の高さを通過する。立教ベンチも総立ちで声を振り絞る中、宮台君はこの回被安打1、与四死球3で試合を振り出しに戻してしまった。

しかし3つのアウトは犠打が1で三振が2だったことを書き加えておきたい。

シーソーゲームで9回にリードして、その裏帰ってきたエースが登板、まるでマンガのような展開はそうはうまくいかなかった。

だが・・・

もう、これであっさりあきらめてしまうこれまでの東大とは今は違う。10回表、先頭打者が安打で出塁、その後2死1・3塁として桐生君がタイムリー、その裏は柴田君が立教の2番からの好打順に対して2三振を含む3者凡退に討ち取って東大が勝利した。

春は優勝した明治も2位の立教も3位の法政も東大には1度ずつ敗れている


立教は今シーズンにかけているはずだ。しかし、その前に立ちはだかる東大。今日の試合は死に物狂いでくるだろう。


楽しみはこの秋に残しておいたのだから・・・・


2016年10月8日 東京六大学野球 秋季リーグ戦(於 明治神宮野球場)
東大
000 100 101 1 = 4
001 100 001 0 = 3
立教

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