初めてだったけど、ブレヒト面白いじゃん!
第一幕では「世の中、そんなに単純じゃないよ、現代では」と思ったが、第二幕ではどんどん過激になっていくのが凄かった。
最後あたりは想像以上の光景が観れた。想像以上すぎて、ちょっと印象が薄いくらい(笑)。
山本耕史(三成!)の演技も楽しかった。
ただ、白井晃の演出は、以前からずっと思っていた通り、なんだかの美学かなんかに支配されていて、そこが「素晴らしい!」と手放しでほめられないところだ。
それについてつらつらと考えていたのだが、もしかしたら「作品の時代感を出したい」部分が出すぎてるんじゃないか。
今回はいつもより、舞台の印象が心理的にが開けてて観やすかったけれど。
もちろんそれは推測で、僕の感じる違和感が何かは結局わからないのだが、パンフによるとKAATの芸術監督として20世紀初頭の作品にこれからもこだわるらしいので、すごく期待してる。
第一、僕はブレヒトが20世紀の人だってことも知らなかったし。勉強になった。
あとは個人的に、振付家のRuu本人のダンスがキレキレで本気度が凄くてかっこよかったよ。
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