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2016年07月28日23:45

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給付金はここを見直した方が良い

低所得者2千万人に1万5千円給付方針 政府の経済対策
(朝日新聞デジタル - 07月28日 20:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4116390


■定額給付金の時の愚を思い返せ 


 1金額が中途半端すぎる

 この程度の金額では正直言って、貯金に使われておしまいだろう。全く消費に結びつかない。金額が余りにも中途半端過ぎるからである。

 私事で恐縮だが、かつて、給付金の申し込み書を貰ったが、全て老母にあげてしまった。大した金額でもなかったからである。

 この程度の金額だと貰った方は少しもありがたみが出ず、貯金につかわれてしまうか、申し込みも無いかもしれない、そんな恐れがある。

 逆にそれなりに成功した例は、バラマキという批判はあるが、アメリカ合衆国のブッシュ政権。リーマンショック後の消費の落ち込みを改善すべく、年収で日本円800万円相当未満の世帯すべてに何と21万円もの壮大なバラ撒きを行なったほどだ。

 消費振興のためにバラマキをやるのであれば、これくらいやらねば効果は全く期待できない。ケタをひとつ増やす(1万5千円⇒15万円)にすべきだった。


 2現金ではなく、金券方式で

 
 アメリカほど壮大なバラ撒きではなかったが、台湾もこの時、給付金を行なっている。但し、その給付金は期限つきで、平均月収の比率で比較すると、日本よりもずっと多い。

 期限付きで、少なからぬ金額だったので、台湾の場合、GDPの上昇に貢献している。

 壮大に、金券方式であれば、その期限内に使わないと紙くずになるのだから、貯金に使われる心配が無く、消費に回してくれるはずだ。


 3内容は兎も角、消費振興の成果が一応あった「エコカー補助金」

 
 しかし日本でもバラ撒きと云うほどではないにしても、それなりに成果が見られたのが、エコカー補助金である。

 この制度、図体の大きくて重いL型ミニバン、ビッグセダンには甘く、もともと実燃費が良いコンパクトカー、軽自動車には厳しい歪なところは確かに存在した。また、今乗っているクルマを廃車にしないと、この補助金に有りつけなかった。またこの仕組みの欠点は環境負荷という観点を全く無視している点だ。クルマ一台作るのに、色々と資源が掛かっているという観点が見落とされている。

 しかしそういう不備はあるものの、時限付きでという点、単にクルマを買う費用を直接バラ撒かず、旧いクルマを手放す人に限定しているところは評価出来る。

 
 効果の無いバラ撒きをするくらいであれば、しない方が良い。日本の場合、アメリカのようなバラ撒きでなく、台湾のやり方が合っている気がする。アメリカは貧富の差が日本以上に拡大し、フードスタンプの発行数がオバマ政権で歴代最多になっている。給付金、というと、

 「しめた。もっとよこせ。」

 という声が大きいからだ。

 日本はまだそこまでひどくは無い。
 

 

 
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