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2016年07月24日22:47

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自動車保険上昇のカラクリと対策


 この時期、自動車保険の更新の時期が来る。発効は9月だが、早いところだと3カ月前に通知が届く。正直溜息が出る。

 3年前の事故で、契約していた保険会社の対応は余りにもぞんざい極まり無かった。クルマ対クルマの事故ではないからという理由で安易に扱ったのかもしれないが、たらい回しにするわ、担当者がその都度変わっていちいち説明を余儀なくされるわ、大変だった。今だから書くが、三井系の自動車保険会社、とだけ言っておく。呆れた事に、話し方だと、どうもそんな仕事を正社員ではない、派遣の人にやらせていたのである。派遣社員が悪いというのではない。彼女たちでは正社員ではないから、所詮責任のある仕事は絶対に出来ない、と言いたいのである。そんな人達に人命に下手をすれば関わる仕事をさせているこの会社の企業倫理にも猛烈な不信感を抱かざるを得ず、最後はこの女性契約社員に言っても仕方が無いのだが、携帯電話で怒鳴りつけていた。傍にいた母親も三井の対応には呆れていた。

 電話を切った時点で、契約満了時にはこの会社には絶対に更新しないと心に決めていた。

 後になって、三井系の保険会社にトヨタのカーディーラーは大クレームとして上げたことは上げたようだ。私のところに10年来の付き合いのディーラー氏から詫びの電話が来たが、御社が悪いのではないと私もフォローしてしまったほどだ。

 トヨタは1960年代、三井銀行から来た中川不器男氏が社長になっている。銀行から来たくらいだから、余程のことがあったのだろう。とはいえ、この時期トヨタは名車を産んでいる。

 昭和36(1961)年 初代パブリカ発売。
 
 昭和40(1965)年 スポーツ800発売

 昭和41(1966)年 初代カローラ発売

 昭和42(1967)年 トヨタ2000GT、1600GT発売。

 この年の10月急逝。この時期にトヨタと三井住友は結びつきが強くなったと思われる。それゆえ、前のクルマに乗った際に契約したのは三井系の保険会社だった。初代のヴィッツRSに乗って、13万5千キロまで乗った際、右直事故を起こしてしまったが、その際、契約していたのは欧州の外資系保険会社だったが、実にテキパキやってくれた。24時間受付で、「事故番号」というのを言えば、専属の係員に即つながる。その時の手際の良さを知っているだけに、三井系のこの保険会社への落胆度は酷かった。一体どちらが外資系なのか、と言いたくなるほどだ。


■日本の自動車保険料の料金体系は「若肉老食」

 

 しかも三井系の保険会社の更新の封書を見てびっくりである。勿論もう契約する気はさらさらないのだが、行き違いで来たので書いてみると、過去一年間無事故、等級も20等級のままだというのに、金額が4千円も上がっているではないか。これはどういうことなのか。

 自動車評論家、1級整備士に言わせると、こういうことらしい。

 ▼消費増税による便乗値上げ

 契約時によっては、翌年かその翌年になる場合があること

 ▼もうひとつは高齢者ドライバーの事故が増えていること

 ▼若年層がクルマに乗らないということ
 
 後半の部分がマイカーを保有していない人には分かりにくいかもしれないが、こういうことである。自動車保険は一般的に若年層が多額の負担を強いられているのが現状である。安くなるタイミングは次の通り(保険会社によってやや差異がある)。

 21歳、26歳、30歳、35歳、40歳

 となっている。21歳未満は「全年齢担保」と言い、多額の保険金を払わされる。軽自動車ですら10万円、それも車両保険無しというケースもあり得る。これでは若年層はクルマが持てないのは当たり前なのだ。しかも東京23区では駐車場代が1万5千円〜3万5千円/月。阿漕な不動産屋だと、3カ月分、まとめて払わされるところもある。3万円×3=9万円。駐車場代と車検代が同額ということになる。これでは保有しない方がお利口さんというものだろう。その一方では高齢者ドライバーの事故が増えている。事故率をあげている高齢者。日本の自動車保険の料金体系は著しく若者に懲罰的なほど不利なのが現状だ。そろそろ高齢者の事故の再犯は料金を倍額にするくらいのペナルティを課さねば若い人達のクルマ離れは進む一方だろう。

 

 ■現役世代はトレードダウンしていくしかない

 
 
 じり高していく保険料に現役世代は保証内容をじっくりと見直して不要なものは切っていく必要があるかもしれない。

 ◆車両保険、そんなに必要?

 車両保険にしても、今、お乗りのクルマの車種で同じくらいの距離だったら、幾らで売っているのか調べて、その金額に合わせるのも良いかもしれない。例えばだが、その距離のクルマが69万8千円程度で中古車センターにて売られているとしたら、100万円の車両保険は要らないだろう。75万円程度まで下げても良いだろう。

 逆に事故をして、代車の手配が出来ず、電車通勤を余儀なくされた経験のある人は、代車契約を追加しても良いだろう。


 ◆ゴールド割

 契約中に免許の更新が来て、めでたくゴールド免許に昇格したら、ゴールド免許割引を設けている会社は多いから、それを使わない手はない。最大で15%安くなる可能性がある。

 ◆ネット割

 保険会社を或る程度知っているのであれば、インターネットで試算して申し込むのも一案だろう。こうするとコールセンターを通さないので、5千円程度安くなる会社は多い。

 ◆早期契約割引

 後は早期に契約すると、更に割引をしてくれる会社は意外と多い。
 
 こうして、足し算、引き算を今までのカーライフを振りかえってやっていくと良い。単に安くしたければ、車両保険を切れば良いだろう。多分3万円くらい安くなるはず。しかしこれはもう下取りゼロで、二束三文。ローンも完済、50万円以上の余剰資金がある、という人以外余りお勧め出来ない。

 ちなみにこうして計算していくと、自分の場合、散々な思いをした三井系よりも1万5千円も安くなった。毎年見直していきたいものである。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 
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