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2016年07月04日23:52

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芸能人のタモリの発言が埼玉の評価を自虐的にした

埼玉県民が選ぶ「埼玉あれこれランキング」発表 「ダサい」「おすすめスポットなし」など自虐的すぎる結果に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4076479

 埼玉県民がこのような評価を下してしまったのは芸能人のタモリがベストセラー番組・「笑っていいも!」で、

 「ぐんたまちばらき」、「ださいたま」

 と述べたことに端を発しているのではないか。ぐんは群馬県、たまは埼玉と多摩、千葉はそのまま、茨城と栃木が「き」。

 これを述べた時期、彼は名古屋についても小馬鹿にしており、名古屋市民から

 「タモリは名古屋に来るな!」

 と怒り心頭だったのを覚えている。

 なお、彼の実家は福岡県。政令指定都市を2つも擁する県である。
 
 今では打って変わって「ぶらタモリ」ではいぶし銀の利いた博識と思慮を見せているが、当時はこのような発言をして、物議を醸していたことはもっと記憶されて良い気がする。

 流石に後に名古屋と埼玉の人たちには陳謝したが、一度口にした発言はもう戻せない。

 しかしまさか30年以上前の発言が未だに響いていることは意外だった。

 東京郊外に住んでいるから分かるが、埼玉の大宮からの方がずっと都心に行くのは楽だ。寧ろ東京の多摩地区なんかよりも埼玉県、特に東部の方がはるかに優遇されている気がする。

 まあ、この点は仕方が無いか。歴代東京都知事は多摩地区など省みないどころか、石原に至っては世界的にも有名だった青梅マラソンを踏み台にすることで、東京マラソンを有名にしたほどだったし、舛添に至ってはもっと露骨だった訳だし。


 ■意外と健闘している埼玉県と低評価の背景■


 経済という点で見るならば、論より証拠、数字で上げてみると、埼玉県民が謙遜(自虐的か)するほどでもなく、愛知県に迫るくらいではないかと思う。

 そんなに凄いのか、埼玉?

 と思われたかもしれないが、数字で比較すれば分かると思う。


 1人口(2016年2月)
 

 埼玉県:726万人

 愛知:749万人

 少子高齢化の中、両県とも人口は増え続けている。

 
 2人口密度(2016年2月)

 埼玉県:1,910人

 愛知:1,450人

 
 3県民所得(2011年)

 埼玉県:21兆8千億円

 愛知:37兆2千億円

 トヨタ自動車を擁する愛知はこの分野強い。

 
 4財政力指数(2013年)

 埼玉県:5位

 愛知:1位

 何しろ経常収支比率で豊田市は50%台だから。しかし豊田市を除くと埼玉県はなかなか健闘しているといえるかもしれない。


 5可住地面積の割合(2014年)

 埼玉県:67.8%(3位)

 愛知:57.7%(7位)

 人口が増えているのも分かる。

 その他、ごみのリサイクル率が24%(7位)で愛知が23%(11位)だったり、意外な分野で埼玉県は上位に食い込んでいたりする。

 自虐的かどうかは別として、埼玉が意外と評価が低く留まっている背景を数字で見ると、商業地としてズバ抜けた部分がまだ少ないからだろう。埼玉の順位が低い部分を列挙すると・・・。

 人口一万人あたりの食料品、酒、衣服、居酒屋の数、ガソリンスタンドの数、そろって全国で最下位に限りなく近い(2014年)。

 ただ、その分埼玉県は人口が増えた分、商業施設が需要にこたえきって居ないだけで、伸びしろがたくさんある、という評価も出来る。

 もうひとつ、人口10万人あたりの医師数も埼玉県は依然として最下位の少なさだ。

 こんなところが埼玉低評価に結び付いているのではないだろうか。

 なまじ都心にアクセスが良いので、甘んじて来た背景は否定しがたいが、今後高齢者も安心して住める県にしたければ、この順位から手をつけるべきだろう。財政そのものは悪くないのだから、やれば出来るはずである。それが改善されれば、タモリの批評など過去の話となることだろう。


 
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