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2016年07月03日23:47

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木村仮説と井上仮説で大地震の予測がある程度は分かる

■【地震予測】2016年上半期は震度5以上が23回も。巨大地震の可能性は?
(まぐまぐニュース! - 07月03日 21:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=240&from=diary&id=4074971

  琉球大の木村政昭氏は東日本大震災、まだノーマークだった御嶽山噴火、箱根の地殻異変を予知した地震学者である。彼の予想の方法は独特で、一定の規模(マグニチュード)が起きた場所を点で記す。その点で囲まれた地域を「地震の目」と呼び、その白目がM.7.0以上の所謂「大地震」の震源域となる可能性、周辺地域に大地震を誘発する可能性が高い地域とする予想を続けて来た。彼の予測では意外にも政府が心配しているような南海トラフ地震は2025年くらいまでは出て来ないという。流石にここまで的中するとその的中率に慄然とさせられるしかないが、次は一体どこが危ないのか大変気になって来るところだ。

 彼による次なる警戒域を列挙してみる。

 ◆北海道・・・釧路沖(〜2020)、予想規模M.8.5

 ◆東北・・・三陸沖(〜2024)、予想規模M.8.5。ただし2015年2月17日、M.6.9の地震が起きている。この地震の目が引き起こしたプレッシャーだという。

 ◆関東・・・小笠原周辺(〜2018)、フィリピン海と太平洋プレートとの境目付近。予想規模M.8.5。2015年5月30日起きたM.8.1の地震はこの区域の地震の目とは無関係。箱根の地殻異変はこの時のプレッシャーだという。彼は富士山噴火もこのプレッシャーで十分起こり得ると言っている。

 ◆九州・・・日向沖(〜2019)、予想規模M.8.7。桜島大噴火、阿蘇山噴火(2014年)、口永良部噴火(2015年)だけでなく、今回の熊本大地震もこの地震の目が引き起こしたプレッシャーだという。

 ◆南西諸島(1)・・・沖縄本島南沖(〜2025)、予想規模7.5。但し今のところM.7.0以上の大地震は観測されていない。

 ◆南西諸島(2)・・・石垣島沖(〜2024)、予想規模M.8.5。2015年4月20日、M.6.8の地震が発生。台湾でも今年の2月6日、M.6.4の地震が発生して甚大な被害を与えたことは記憶に新しい。台湾の地震もこの影響だという。

 【更なる地震発生の絞り込み】

 区域は分かった。では、何時起きるのか?

 ここで興味深い別の人の仮説がある。が、その前に少し天体物理学に御付き合い頂こう。

 
 天体物理学の話になるが、地殻異変と、歳差偶力という力は密接な関わりがある。ではこの歳差偶力とは何か。

 ひとことで言えば、

 23.5°傾いている地軸をまっすぐに地球が立てようとする力を云う。

 もう少し詳しく書くと、太陽と月、地球で引き合う力は均衡し、安定している。そのため、地球は赤道面の膨らんだ部分を2つの力を合わせた方向に合わせようとして、地軸の傾きを直そうとする力の事をいう。

 しかし、この歳差偶力は変動していて、地球も何とか帳尻合わせをしようとして、形を変形させてでも直そうとする。或いはまた元にもどろうとする。地球の形が丸ではなく、厳密には一時的にしても、惰円であることは知られているが、それはこのような理由からである。ではこの地球が自らの形を変形させてでも力を安定させようとしている時、何が起きるのだろうか?

 この時に起きるのが先ず重力の異常変化である。地殻、マントルの流れに一時的にひずみが発生する。そこへもしプレートテクトニクス理論などで説明されていたような地殻の移動、マグマの圧力などで、元々ひずみが高まっていたところに歳差偶力の力の変動が発生したらどうか?

 ぎりぎりまで堪えていたエネルギーが歳差偶力の後押しで限界を越えてしまい、岩盤を砕き、或いは変形させて地震を生じさせることになる。

 この歳差偶力の変動などから、科学技術庁元審議官の井上赳夫氏はM.7.0以上の大地震、航空機事故が発生しやすい日を特異日と名付けた。井上氏によると特異日は144日、年間にあるという。

 「なあんだ。そんなにあるならば当たるに決まっているよ。」

 自分も井上仮説を知った時、最初はそう思った。

 しかし、次の数字をご覧頂きたい。数字はM.7.0以上に限定。

 1件・・・特異日圏・41%

 2件以上・・・特異日圏・63%

 3件以上・・・特異日圏・67%

 4件以上M.7.0以上発生した日を見ると、100%に跳ね上がり、全て特異日に該当してしまうのである。

 件数が大きくなればなるほど下がるのが普通だが、逆にどんどん上がっているのだ。的中率の高さに慄然とさせられる・・・。

 では、「前震」と結局修正された4月14日はどうなのか?

 実は特異日では無かった。直近の特異日は4月16日〜24日だった。多くは前震に亡くなられたようだ。亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げるが、本震は4月16日1時25分のM.7.3、震度7に修正発表されている。

 ・・・結局矢張り特異日だったのだ。

 特異日の方が実は被害も犠牲者もずっと多い。

 なぜ、そう言えるのか?

 論より証拠、以下は日本と共に火山国にして地震大国のインドネシアの今世紀に入ってから起きているM.7.0以上の所謂「大地震」を列挙してみた。

数字は発生年月日、規模、死者・行方不明者の合計、NAはデータ無し、なお◆は特異日である。

◆2000年6月4日 M.7.9 103人

◆2004年12月26日 M.9.1 220000人以上

◆2004年3月28日 M.8.6 2000人以上
 
 2007年9月12日 M.8.5 17人以上
 
 2009年9月30日 M.7.5 1100人以上
 
 2010年4月6日 M.7.8 ゼロ

◆2010年5月9日 M.7.7 NA

◆2010年10月25日 M7.7 573人

 2012年1月10日 M.7.2 ゼロ
 
 2012年4月11日 M.8.6 5人
 
 そして・・・
 
◆2016年3月2日 M.7.9 NA

 M.7.0以上の所謂「大地震」は今世紀に入ってこの地域では11回も観測。うち6回が特異日。特異日で無いからといって、犠牲者が一人もいない、などと強弁を弄する気は全く無いが、特異日の方がダントツに死者・行方不明者が多いのは確か。特に2004年12月26日の大地震の規模は東日本大震災級だ。死者行方不明者が22万人とは凄まじいものがある。

 まだ警戒すべき要素はある。日食の存在だ。彼は日食の影が落ちる地域とその地球の裏側の地域も観測後4年間は大地震が起きやすいと推測している。

 実際、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、1992年6月に発生した日食の影(裏)と1994年11月に発生した日食の影(裏)が重なっただけでなく、その中心線に神戸があったため、神戸の街が最も被害を受けた。しかも1月17日は満月で、またしても特異日だった。

 
 東日本大震災が起きた3月11日は特異日では無い。しかし、下弦・上弦の日であり、更に地球の反対側の日食に該当していた。

 ただ・・・それであれだけの破壊力を発揮するのか?

 それについては更なる調査が必要かもしれない。この地震、人工地震では無いのかという疑惑がぬぐえないのも無理は無い。何しろ初期情報ではM.9.0の地震が3回も分けて波状的に来ていたからだ。こんな例は滅多にない。

 話を戻そう。

 なお、理論上は満月の日よりも新月の日の方が破壊のパワーが強い。もしこれが新月だったら、更なる大惨事になっていた可能性が高い。

 月の破壊力だが、

 新月>満月>下弦・上弦>その他

 となっている。


 ちなみに関東大震災(1923年9月1日)も特異日である。

 話を現在に戻そう。

 日本に影を落とした日食の影は2012年5月21日の金環日食が該当する。この日食は香港あたりから始まり、日本の九州の中部を掠めている。中央線では無いにしても、警戒すべき地域だった。井上氏の警戒期間4年という分析だと2016年5月21日までは日本も影響下にあった。

 余震かと思われた4月16日は矢張り特異日で、まだこの日食のピークは過ぎたとはいえ、その影響下だった・・・。

 木村仮説で列挙されたところ以外の地域にお住まいの方も起きないことを祈りつつ、対策と準備を怠りなくやっておくことが最良の選択ではないだろうか。

 もうこれ以上犠牲者は出したくない、その共通に願いに近づく為に。



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