公道バトル

　昨日、会社の他部署の仲間とバイク談義に花が咲いて仕事が疎かになってしまった。同じ他部署の別の仲間がフォローしてくれたけど。

　数週間前の日曜日、寝坊してやむを得ずバイク出勤した。バイクの方が僅かに早いのだ。

　その時、社屋のスロープを全速力で登る人が居た。おいおい、怒られないのか？誰かに怒られたら
「前の人が行ったので、良いと思いました」と弁明しようと思いつつ着いて行ったら負けた。

　コーナーは2速落しでフル加速なのだが、慣れない道だからスリップが怖い。減速し過ぎた。気付くと引き離されている。で、
「あんたでしょうw」と話し掛けた訳だ。
　その仲間は自称元レーサー。まあ、プロではなくて草レーサーのようだが。サーキットで走りまくってたらしい。そりゃあ、俺には敵わない。

　ところで、その仲間に
「お前、変な走りするな？」と云われた。飛ばしたと思ったら急に遅く走ると。
　そんなにバイク出勤した覚えはないが見られていたのか？ふふふw、此れこそが公道で早く走る秘訣なのだよ。
　遠く前方の信号が赤なら飛ばす意味はない。横断歩道の信号も視る。そして信号が青になるタイミングで全速力で通り抜けるのだ！
　この走り方は長距離トラックを真似た。トラックを追い抜いたり追い越したりして、バックミラーの点にした後、
「んだよ、赤信号かよ」と停まっていると、先程のトラックが全速力で迫って来る。効果音楽はジョーズ、本当は同監督の「激突」が適当だろうが、私にはその効果音楽の記憶がない。
　あんたとサーキットで勝負したら絶対に俺が負けるけど、公道バトルでは俺に勝機があるかな？
　そういうのもバイクの面白さ。