天気の良い日曜日、電車でブランデンブルク(40分くらい)まで行って湖周回、どこかで夕飯にアスパラガスでも食べようという予定で駅へ行ったら、、、果樹花祭りで混んでるから自転車は持ち込めないだろうと言われて呆然。計画が甘かった。じゃぁどこでも良いから別方向の列車に乗ろうという事に決定。好天だからどの列車も混んでいます。
オール2階建近郊電車、各車両12台の自転車を乗せる事が出来るのですが、週末、時間帯次第では大変混みます。乗り降りも結構大変で、そう言う場合、各人が如何に協力出来るかという事にかかってくる。まぁ大体何とかなるものです。
ナウエン駅で降りて即出発。よく走る道なので目をつぶっても行けそうだが、いつ走ってもなかなか良い雰囲気。イタリアなら糸杉だろうが、ここではポプラ。ライラックも今が盛り。
黄色い絨毯のような菜の花畑が至る所に。目に沁みる色。香りも強い。
地方鉄道の路線跡なので直線が多すぎるのが少々残念か。
林檎の花は綺麗で可憐。変に派手な桜よりも好きかもしれない。
リベック村に到着。ここのカフェでこれからのルートを考えるつもり。が、いつもご愛用のカフェは既に満席だった。
なので第二候補へ。ここは昔、お館の洗濯場だった建物。給仕するおばさん(おねぇさんとは言えない、、)たちも洗濯仕事の恰好で。前庭には洗濯物が風に翻っている。
まだ8キロしか走っていないが早速コーヒーとケーキ。これでハーフサイズ!
大きな栃ノ木の下で家内がプランを練る。最近は家内にプランを作らせる事も。やはりツーリングの楽しみにはプラン作りも含まれていると思う。ではまぁ、適当に今まで行った事のない所へ行こうという事に。帰路の電車を確保する事だけは重要。
ふと見ると初期型のトラバントが。
菜の花畑の写真を撮ると、どうも黄色が巧く出ないようだ。カメラの特性?
最近大きな農家でよく見かけるバイオガス生成装置。
古い樫の木の並木道を行く。田舎の日曜日、車はほとんど通らない。
新しい自転車道に入ると爽快な下りだった。
下り切ると大きな運河が。この辺りのメイン運河。
次の村ゼンツケでは瀟洒な古典様式のお屋敷が綺麗にレストアされていた。
お館の前は工場。バロック時代から始まった農産品に関連したマニュファクチャリング。お館様にとっては大切な収入源だったので競って先進技術を取り入れ酒造などに乗り出した。
再び線路跡の自転車道を行く。めちゃのんびりした、だだっ広い平地が広がっている。
小さな村の農家の納屋を改造したカフェで休憩。始めたばかりらしいが、今日はじめてのお客さんと言われてびっくり。もう16時ですよ。若い女の子が独りでやっているらしいが、つい頑張ってね、と言いたくなった。
駅まであと4キロという村でルートを考える。一般道をいくと4キロ、自転車道をいくと大きく迂回して12キロ。電車の時間もあるので一般道を行く事に。庭で新聞を読んでいたおじさんに聞いてみると、「4キロだけど、大きな山を越えて行くよ」と言う。僕ら思わず笑った。だってこの辺真っ平らじゃないですか、、と思って走り始めるとすぐ、嫌な標識が。
ずっと12%ではなかったけれど、2キロ上りが続いて家内は速攻で押しに。僕も思わず普段しないダンシング。上り切った辺りは確かに山ノ上という雰囲気でした(勿論この辺としては、ということですが)。
上りの後に来るのは勿論下り。気分良く駅まで下ってます。
電車が来るまで30分近く、駅のすぐ裏の原っぱで休憩。
アスパラガスにありつく事無く、ふたたび混んだ電車で戻りました。走行45キロ程度。
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