http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_jakuchu.html
入場20分待ち。大盛況にも程があるだろ?!
しかし入場間もなく、それは仕方がない事だと解る。
アートが解らないという人は本展を観るべきだ。こんなもの莫迦にでも解る、その凄さが。
繊細且つ大胆。緻密で精密な筆致があると思えば、ひと筆で書かれた大胆な線もある。
近くで観ていたカップルの女の方が言った。
「私が、これを書けと言われたら30分で気が狂う」
まったく同感である。
ふと思う。こんなもの、まともな神経で描けるものだろうか?頭のネジが1本か2本飛んでいなければ描けないのではあるまいか?ごく普通の人だったらしい。天才が狂人だったり不幸だったりした方が安心するのは凡人の嫉妬に過ぎないのだろう。
閉館まであまり時間が無かった。作戦を練らねばならぬ。混んでいる作品は全てスルー。閉館30分前に入場が打ち切られるから入口付近は空くはず。3周して全ての作品を観れた。
去年・今年と何展か日本画展を観たが、気がつくと若冲が居た。
同時代の渡辺華山も師事したスーパースター谷文晁なんかはよく解らない。偽物見せられても判らない。
しかし、若冲の偽物は見破る自信があるな(本当かよ?)。
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