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2016年04月26日19:33

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30年後のチェルノ

今日でチェルノブリィ事故から30年。福島の30年後を想像するのも難しいが、かの地の現実を見るのも参考になるかもしれない、、

http://www.tagesschau.de/multimedia/bilder/tschernobyl-115.html
以下キャプションの簡単な説明

丁度30年前に起きたチェルノブリィの原発事故。手前は隣接したPripyat市の住宅。

ウクライナの原発事故は福島と並んで歴史上最悪の原子力(平和利用)事故(メルトダウン)


2回の水素爆発で破壊された炉の上屋。屋根は落ち、放射能はユーロッパ中に拡散した。

ソ連は最初この事故を隠蔽。2週間後に始めてプラウダが写真を掲載。5月14日にゴルバチョフが声明を発表。

隣接する都市Pripyatは事故の直後に全市民(当時人口5万人)に退避命令が出た。

大観覧車は残っているが遊園地は既に朽ちている。

退避命令が出て住む事が出来なくなった村の名前を記した追悼碑。当時30キロ圏内が立ち入り禁止区域に指定された。

破壊された炉は事故後5ヶ月間でコンクリートの棺で密閉されたが、すぐに亀裂が発生、屋根も崩落の危険が。

多くの救助関係者が命を落とした。約60万人が清算の仕事に従事、事故後数日で28名が死亡、2005年までに4000人が放射能により死亡。国連は9000人以上の従事者が癌で死亡するだろうと予想している。

死亡した従事者の家族は今でも賠償を求めて戦っている。

1990年以降、ウクライナ、白ロシア、ロシアの原発周辺地域では6000件以上の甲状腺癌が発生。統計平均をはるかに上回る。

事故直後、西ドイツで政府も事故の影響を軽視する声明を発表。事実は2000キロ離れた西ドイツでも農地や野菜に高い放射能を計測。

その後子供の遊び場やサッカー場も一時閉鎖され、政府は出来るだけ外へ出ないように呼びかけた。

ドイツでも放射能汚染が確認された野菜は売買が禁止された。一部のキノコや野生動物は現在でも強い汚染が確認されている。

現在建設中の高さ100メーター以上の鋼鉄製シェルター(2017年完成予定)を廃炉上に被せ、今後100年間放射能の拡散を防ぐ予定。
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