mixiユーザー(id:11073381)

2016年04月25日05:40

230 view

ツーリング Berlin - Heilstaette Beelitz

火曜日、休みが取れたので友人とツーリングに出かけた。天気はまぁ良好、気温は低め(最高13℃程)で風が強かった。朝9時に家からスタート。いつもの練習コースを辿って約40分でWannsee駅へ。ここはまだ市内だが湖畔のレジャーセンター的な場所。遊覧船が各方面に出ている。駅は20年代の建築だが、バウハウス的と言うよりは表現主義的。
フォト

ここから森に入ってアップダウンの後、湖畔に出て気持ち良くは走る。
フォト

橋を渡ってポツダムに入るとすぐ、1930年代のガソリンスタンドを改修したレストランがある。ここは以前オートバイの修理工場として使われていたが、今でも30年代の雰囲気は濃厚。
フォト

更に湖に沿って西行する。約30キロ地点にあるフェリー乗り場脇のレストランでコーヒーでもと思ったらまだ11時。開店は12時。今日はペースが速い!おいしいコーヒーを飲み損ね、湖畔でベンチに座って休憩する。
フォト

更に湖沿いの自転車道を行く。景色は冬と春の中間といったところだろうか。
フォト

その後森の中へと道を進める。このルートはヨーロッパ自転車道1号線の一部だ。丘陵地帯に入り段々とアップダウンが増える。
フォト

アウトバーンを越える。ベルリン方面が酷い渋滞。多分事故だろう。
フォト

アップダウンを何とかこなして目的地のBeelitzに近づく。
フォト

この辺りはアスパラガス産地として有名だが、今回の目的は町の外にある、かつての結核療養所の廃墟。同行のサイクリストも実は廃墟ファンと言う事で決まった目的地。
フォト

始めて来たのだがとにかく凄い。広大な敷地の中に19世紀末から1920年代までの病院建築が廃墟と化している。一部綺麗にレストアされた建物もあるが、ほとんどが廃墟のまま。
フォト

フォト

当時結核は大都市に住む人間にとって大きな脅威だった。ベルリン周辺にもいくつもの療養所(サナトリウム)が存在していた。ここは保険機構が作った労働者のための療養所だが、自己完結した都市として機能するため、総ての生産機能を内蔵していた。
フォト

フォト

フォト

エネルギー生産から食料生産まで総てを賄えるようになっており、病人の収容人員数に対してのインフラストラクチャーは巨大だ。今でも建物内部には当時の機械類が残っている。発電・発熱施設には国鉄の線路が入っており、巨大な石炭の貯蔵施設があった。
フォト

フォト

戦後はソヴィエト軍の病院として使用されていたが、ソ連軍撤退以降は荒れ放題で廃墟と化している。余りに広大なので簡単に手がつけられない。ゆっくりとレストア作業が続けられるのだろうが、それまでに朽ち果ててしまう施設も多いだろう。
フォト

フォト

20年代に入ってから建てられた外科棟はまるでリゾートホテルのような作りだ。
<photo src="v2:2209871585:l" 広大な庭園もあり、入院患者が飽きないような努力が見て取れる。多分一度入院したら出て来れなかった人が多いのだろう。
フォト

外科棟の前で友人が持って来たコッヘルでお茶を入れて飲む。見学?に時間をかけたので既に16時過ぎ。ほぼ同じルートを戻る。途中一カ所道が判らない場所があり、地図を開いたらバラバラと千切れてしまった。まぁ10年以上使っている地図だから仕方ない。
フォト

往路で寄り損ねたレストランに寄って夕食を。夕日の照る中、たっぷり美味しく頂きました。
フォト

夕暮れの中、ポツダム駅に向けて走る。
フォト

丁度日暮れに駅に着き、ここから電車で帰宅。本日約90キロ。筋肉痛は2日後に来ました、、

4 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年04月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記

もっと見る