原発止めろと叫ぶ人達がいます。しかし原子炉の完全停止には100年かかるものです。
その間リスクは変わりません。変わるとすれば、出てくる熱で電気を取り出すか、出さないかの違いです。それでも送電ストップさせて悦に言っているのは、単に反権力を達成したというイデオロギー上の問題だけでしょう。どのみち廃炉に向けて100年間は冷やし続けなければいけないなら、その間は電気を取り出した方がお得なのは、わかりきっているのに、脱原発の人は、わかっていません。
もし老朽化している火力発電所が故障して、夏場に停電でも起こったら、国民生活は大混乱に陥ります。病院では手術できなくて、脱原発のために死者が出てしまうことでしょう。
原発止めろと叫ぶことは自由ですが、原発を止めたら原発事故よりも確実に起こりうるリスクがあることをよくわきまえて発言してほしいものです。
以下は、この書き込みの元になった、桜 咲久也さんのプログから抜粋してご紹介します。
http://blog.goo.ne.jp/rokochifukyosho/e/7ffd92b45c030a193d80a4d812b2aa13
・・・・・・・
●安全を考えるなら、止めても無意味!再稼動の方が安全です!!
・・・(中略)
なぜならば原発は、止めたからといって安全ではないからです。
差し止めを申し立てた住民の方、そしてこの判決を下した大津地裁の山本善彦裁判長が、
「原発を止めれば安全になる」と思っていらっしゃったら、それは大きな誤解なんです。
繰り返しますが、原発は止めたからといって、安全ではないんです。原子炉の中には、熱い燃料が残っているからです。
原発の停止とは、単に制御棒で核分裂を止めているだけであって、一度核分裂を起こした燃料棒は、
高熱を持ったまま、原子炉の中に残っているんです。これは、完全に冷やさない限り、また核分裂を起こしてしまうんですね。
つまり、原発を停止しても、今度は、永遠に冷やし続けなければならなくなるだけなんです。
東北大震災から5年が経過しますが、繰り返したくないならば、福島第1原発事故をよくよく精査するべきです。
M9と言われた地震でも、45年前の原子炉は壊れず、震災の揺れで自動緊急停止しました。
しかし津波によって、自家発電用のディーゼル発電機が故障し、それで緊急冷却システムが作動できなくなって、
熱くなった燃料棒を冷却できずに、あの事故は起こっています。
原発ストップをしても、燃料棒は熱いままなので、冷却しないといけませんが、
いつまで冷やさないといけないかご存知でしょうか?
10年では冷えないんです。
火の点きにくい燃料は、同時に火が消えにくい燃料でもあります。
バーベキューなどで使う木炭などは、燃剤を使わないと火が点きませんよね。
木炭の火を消す場合は、中々火は消えません。水をかけても消えず熱い蒸気が出て危険ですし、
土に埋めても、土の中で燃えていますので、火事の原因になるのでやってはいけません。
木炭の消火は、専用の消火用の容器で、酸素を絶って消火する必要があります。
木炭でもこのようなものです。原発の燃料は、もっとも比重の重い物質のひとつであるウランです。
完全に冷却が終わるのには、数十年かかります。100年かかるかも知れません。
私たちの、孫子の代までです。いや、それ以上かかるかも知れません。
もしもその間に、何らかの冷却系のトラブルがあれば、福島第1原発で起こったような事故になるんです。
ですから原発は、止めたからといって安全ではないんです。無意味だし、危険な年月が長くなるだけなんです。
むしろ安全を考えるなら、厳密に管理されている原子炉の中で、燃料を燃やし尽くしてしまうのが、
最も、否、唯一の安全な方法なんです。
原子炉の中で燃料が燃えているならば、原発施設の外に放射能が漏れることはありません。
今原子炉に入っている燃料は、厳密に管理されている原子炉の中で、まずは燃やし尽くすべきです。
それだと10年も経てば、燃料は燃え尽きます。
100年も危険なものを冷却し続けることを考えれば、その方がはるかに安全だと思いませんか?
その間、ただ燃やすだけならもったいないですから、それで発電すれば良いし、
その間に次世代大規模エネルギーに関して、構想すればよろしいのではないでしょうか?
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