もう一冊。
書名:「転生」
著者:鏑木蓮
版元:角川文庫
「猛暑が続く京都市内で、女性の絞殺体が発見された。
被害者は染織作家(39歳)。
彼女の首には藍の染料がついていた。
同じ頃、別の殺人事件で指名手配されていた男が北九州市で逮捕される。
犯人は20年前から婦女暴行を重ね、染織作家はその被害者の一人だった。
果たして2つの事件に関連はあるのか。
京都府警捜査一課の女性準キャリア刑事は染織作家の周辺で目撃されていた怪しい男を追跡するが。。。」
ってな感じ。
うーん。
平均点だけど、跳びぬけておもしろい、って程じゃない感じ。
読んでて、自分に刺さった台詞をいくつか。
「この世に悪があることは充分過ぎるくらい知ってる。でも、それは善のあることを信じることにもなるのよ。影が濃ければ濃いほど、本当は光が強いのと同じようにね」
「悪い出会いといい出会い、何が左右するのか。選ばれているのか、自分が選んでいるのか。でも間違いなく出会いが人生を決定づけてる気がする」
「これで前に進める。そこが荊の道でも、自分の足で歩いた分だけは、脚力がつくだろう」
そんな感じ。
ログインしてコメントを確認・投稿する