なかなか全てがうまくいくことはないなぁ、と。
書名:「教場」
著者:長岡弘樹
版元:小学館(文庫)
「希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期課程に入校した生徒たち。
彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官だった。
半年に渡り続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境の中で、わずかなミスも
全て見抜いてしまう教官に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが警察学校だ・・・」
ってな感じ。
続きが気になり、早くページをめくりたくなる。
けど、これをおもしろいというのだろうか。
こわいっていうか、なんていうか。
短編だけど、それぞれが微妙につながっていて、そこもまたよかった。
警察学校ってのは、正義の味方の予備軍みたいなもんだと思ってたけど、ドロドロした部分もあるのかもな。
どんな職場、学校でもそうなのかも知れない。
いろいろ難しいもんだな、と。
教官役の人が興味深かった。
続編が出るのが決まってるみたいだけど、これはシリーズ化されるような気がしました。
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