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2016年02月04日23:05

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「教場」(#486)

なかなか全てがうまくいくことはないなぁ、と。

書名:「教場」
著者:長岡弘樹
版元:小学館(文庫)

「希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期課程に入校した生徒たち。
 彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官だった。
 半年に渡り続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境の中で、わずかなミスも
 全て見抜いてしまう教官に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。
 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが警察学校だ・・・」
ってな感じ。

続きが気になり、早くページをめくりたくなる。
けど、これをおもしろいというのだろうか。
こわいっていうか、なんていうか。
短編だけど、それぞれが微妙につながっていて、そこもまたよかった。

警察学校ってのは、正義の味方の予備軍みたいなもんだと思ってたけど、ドロドロした部分もあるのかもな。
どんな職場、学校でもそうなのかも知れない。
いろいろ難しいもんだな、と。

教官役の人が興味深かった。
続編が出るのが決まってるみたいだけど、これはシリーズ化されるような気がしました。

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