月9初の時代劇で話題だった連ドラ
の劇場版。あの終わり方は相当なブーイングだったよね。がっつりハマるほどではなかったけど、ほぼ全話チェックしていたし、何と言っても山田くんが観たいっ
ということで。公開後1週目のレディースディだったので、平日の夜だけどかなりの入りだった。
戦国時代にタイムスリップした高校生サブロー(小栗旬)は、ひょんなことから瓜二つの織田信長と出会い、信長として生きていくハメに。それでも覚悟を決め、戦乱の世に平和をもたらそうと天下統一を目指していく。しかし、歴史の教科書により信長の最期が目前に迫っていることを知り愕然とする。そんな中、自ら明智光秀(小栗旬・二役)となってサブローを支えると誓ったはずの本物の信長は、部下たちからの信頼に厚く、妻の帰蝶(柴咲コウ)とも真の愛を育むサブローに嫉妬心を募らせる。さらに、信長への復讐に燃える羽柴秀吉(山田孝之)も、虎視眈々と暗殺の機会を窺っていたのだが…。
元々日本の歴史に詳しくもなく興味も薄いので、この荒唐無稽な設定も案外すんなり受け入れられたこともあり、SFや人間ドラマとして面白く観ることができた
いかにもな高校生のサブローがあり得ない状況下で、与えられた役割を精一杯生き、悩み成長していく姿は清々しい。こういう上司ならいいのにとも思わせる。
日本の未来を知っているサブローは"戦いのない時代が必ずやってくる。平和な世の中を作ろう"と繰り返す。これは現代でももちろん普遍的な願いなので共感しやすく、その点もうまい設定だと思う。今作もやはり人気コミックが原作で、オリジナル脚本が少ない昨今、ちょっと複雑な気もするが、それだけ日本の漫画やアニメが優れているっていうことだよね。
小栗&柴咲の夫婦関係もすごくいいのよ
素直になれず、そっけない言動があったりするけど、本当は相手への深い信頼と想いがある。それを二人がきっちり熱の入った演技でみせてくれて、そこはとてもよかった
素敵ねぇ〜と素直に思えた。
そして、キャストもまあ豪華
あらすじに書いた以外にも、向井理、藤ヶ谷太輔、水原希子、古田新太、濱田岳、高嶋政宏、でんでん、勝矢、阪田マサノブ、阿部進之介、北村匠海といった面々。さらにドラマには夏帆、早乙女太一、森下能幸、高橋一生、西田敏行、藤木直人なんかも出てたからね。
お目当ての山田くん
今回もキレッキレの演技で魅了してくれた。復讐の鬼と化した秀吉の冷酷さ、信長と光秀が入れ替わっていると気付き、それを利用して復讐と天下取りを一気に成し遂げようとする狡猾さ。目力と恐ろしい表情に釘付け
冒頭でドラマのダイジェストによりこれまでの経緯を説明してくれるので、
ドラマ未見の人も全く問題ないでしょう。回想シーンも多くて、ちょっとくどい気もしたが
、これも意図的にわかりやすい作りにしているのでしょうね。そういった意味でも間口の広いエンタメ作としてよくできていると思う
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