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2016年01月10日02:18

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「ゆかいな若冲・めでたい大観」展

 美術館の展覧会へ。近頃は休日の過ごし方を他に思い付かない。山種美術館、日本画だ。昨年末のサントリー美術館のがつまらなかったので、あまり期待していなかった。何が書いてあるか判別困難な重要文化財なんざ展示すると痛むのだから、倉庫にずっと仕舞って置けば良いと思う。

 レインボーブリッジを渡る。ここでコケると死亡率が高いのは既に述べた。だから控えめにしたが、「もうちょい!」と叫んでアクセルを開けてしまう。

http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
 期待はしていなかったが、それは裏切られた。素晴らしい展覧会だ!

 先ず入って直ぐの河鍋暁斎の「浦島太郎に鶴と亀」に度肝を抜かれる。
 3幅の掛け軸なのだが、真ん中の「鶴」下に鯉が居る。おぼろげな筆使いで水面下の鯉が見事に表現されている。説明文を読まなければ気付けた自信は無い。居るのか居ないのか分らないようだが確かに居る!尾と左目だけがハッキリと描かれている。文章で、この感動を伝えられない自分に今失望している。本展覧会で自分がいちばん気に入った作品だ。

 展覧会の表題にもなっている伊藤若冲、筆に迷いが無い!いちいち線が力強い!惚れる。

 横山大観って実はたいしたこと無いんじゃね?という、実に不遜極まりないことを思ってしまったりした。昭和30年に制作された「松竹梅」3幅の掛け軸で、
松:横山大観
竹:川合玉堂
梅:川端龍子
を、それぞれ担当しているのだが松だけスルーしそうになった。好みの問題だから美術評論家でもなんでも無い一般人としての見解としては問題なかろ?(笑)
 目が慣れて来たのか「これ横山大観だろ?」って、札を見る前に当てたりした。
 当美術館開館前に「美術館を開くなら」という条件付きで購入許可を出したり、なんか、この人エラそうで人間的に気に入らないなw

 出口近くの川崎小虎「春の訪れ」対面に椅子があるから座ってぼ〜っとするのも良いだろう。

 山種美術館の隣に昭和チックな魚屋兼八百屋がある。なにげにレベル高し。花豆購入。
 路地の奥にバイクを停めておいたら、近隣住民から叱られた。次はちゃんとした駐輪場へと近辺を探したが駐車場は有るが駐輪場は無い!?結局次回は別の路地に路駐するしかないじゃんか?
 ヘッドライトのロービームが切れた。対向車の皆様ごめんなさい。
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