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2015年12月28日20:36

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人生は虚構であり現実でもある

 今日が年内最後のゴミ収集日。朝、ラズリの散歩を兼ねてゴミ出しをする。今年は曜日の関係で年明け4日から生ゴミを出せるのが嬉しい。
 午前中は年賀状書きにいそしむ。もらったら不快になりそうな意匠の賀状はそのまま、お正月らしい図案の賀状はひと言ふた言添えないと「カタチ」にならないので、その人に宛てて心境や近況を書く。100パーセント向かい合うので、「本年もよろしくお願いします」みたいな決まり文句は書かない、というか、そんな文言なら出さなくてもいいと思っているのだが、こういう縛りを作ってしまうと自分のクビを絞めることになる数分くらい立ち止まってはそのまま思いを綴る。
 たとえば文藝賞を受賞後、まったく芽が出ず、極貧のままこんにちに至っているかたがいる。他人事とも思えず、ちゃんと暮らしているのだろうか、という惻隠の情を抱きつつ、「人生は文学であると思っております。現実と折り合う人生もあれば、文学に乗っ取られる人生もあって、私は後者を支持しています」みたいなことを綴る。九分九厘、本心だ。
 午後1時半、ようやく終わった。
 すぐに、ラズリと郵便局へ。
 帰宅後、クルマに灯油のポリタンを積んで、まずは手広のブックオフへ行く。三が日に耽溺できる本があればいいな。
 1時間くらいかけて長編3冊を選んだ。
 ブックオフのすぐ近くの市のリサイクルセンターに寄って、堆肥をレジ袋2つ分もらう。年が明けたらすぐに土作りだ。
 で、ガソリンスタンドに行って灯油を18リットル買った。これで1月末くらいまで買わなくて済むはずだ。
 鎌倉の主要道はすべて片道1車線なので、今日のような平日であっても、あちらこちらで渋滞している。観光客のクルマやバスも問題だが、宅配便やコンビニのトラックが幾何級数的に増え、店や個人宅前で一時停止されるとこれも渋滞が増える一因となる。そんなにコンビニエントな生活じゃなきゃダメなのか? 個人的には、お手軽な生活をしたくない主義なのと、フードマイレージ(その商品で消費される石油量)をすごく気に掛けるほうなので、いまの消費性向には懐疑的だ。缶ビール2本とか雑誌1冊で、ネット注文→ドローンを使って1時間後着、というような生活スタイルは、世界のすべての人が水と基本的な食糧と電気がある暮らしになったあとにようやく許されそうな気がする。過疎地で一人住まいの年寄りと、街角ごとにコンビニがあるような都会の一人住まいの差、というのも大きい。貧富に限らず、すべてが二極化だ。貧乏はいやなのだが、生活様式に関しては家訓に従って貧しいほうを選びたい。
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