「安心して下さい宣言」

避難所には、国会議員や県会議員や市会議員の皆さんが、
どんどんやって来られました。

たびに私は、特に国会議員の方に、政府として「ひどい災
害ですが、安心して下さい宣言」を出してくださいと、再
三再四お願いしました。
結局は、そういう政府の態度はありませんでした。

家族を亡くし、家を無くし、お店を無くし、工場を無くし、
いったいこれからどうやって生きて行けばいいんやろう、
と思っておる皆さんに、なぜ「安心して下さい」発言が出
来ないのやろう、私は国会議員が来られるたびに、突っか
かっていました。

おかしいじゃないですか。
これだけの先進国で、日本のわずか一部の大災害で、面倒
をみきれないはずがないじゃないですか。

「安心して下さい」の細部は、どうでも良いです。
とにかく、政府として行政として、これから考えられる問
題を親身になって相談します！で、いいのです。

なぜ、被災された方々をあたたかく包むことが出来へんの
や！私の義憤は、日増しに募るのでありました。

そして、政府が出来ないのなら、わしらがやろうやないか
と、ボランティア学生軍団と燃え上がるのでありました。