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2015年11月30日21:00

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物がないテーブルへの憧れ

 日当たりのいい出窓に置いて乾燥中の黄金唐辛子でペペロンチーノ。毎年唐辛子を栽培していると、夏の長さが出来不出来にもっとも関係する因子だと思えてくる。今年の収穫は「やや不良」ということは、夏の始まりがやや遅くて終わりは平年並みだった気がする。調べてみると今年の米の作況指数は全国平均がちょうど100、神奈川県では99だった。
 明日から頑張ろう、と昨日誓ったこともあって、今日は朝食後すぐに野澤一の蔵書を開き始める。野澤の思想と重なる箇所は丁寧に読み、付箋を付けたりページを折ったりは出来ないものだから、簡単にメモ書きする。1時間やっては10分の休憩。これを3回続けたところでギブ・アップというか、頭が働かなくなった。旧字旧かなとなると読むスピードが遅く、しかもときどき旧字が読めない。ATOK手書きパレットを開いてマウスで字を描き、さらに旧字がわかったところでその字をネットで調べる。自分がガイジンになって日本語を学んでいるような気になる。
 毎日掃除をするよう心がけているので、今日も床を水拭きした。寝室に置いているカフェテーブルは直径60センチくらいの円形で、テーブルの上にはMacBookと、外付けHDDとボールペン2本と付箋などを置く木皿の2つを置いていて、それ以外に物を置かないようにしているのだが、木皿をなくしたらすっきりするのに……、とテーブルにワックスを塗りながら思った。これに限らず、家の中にはごちゃごちゃと物が溢れていて、冷ややかな目で見てみると雑な性格が反映したようなカオス状態だ。基本的に、真っ暗闇で歩いても物に躓かない=上からの投影図で家具以外、床に物がないという方針で暮らしてはいるものの、ちょっと例外を作ってみたりして、完全に守っているわけでもない。来年の懸案事項になってしまうが、もう少し本と物を整理して、現在の整理能力に見合った物の棲み分けをやらないと、人生そのものがさらに行き詰まるだろうな。村上龍の小説で、主人公の男が友人から「どうしてこんな分不相応に家賃が高そうな部屋に住んでいるんだ?」と問われて「生活空間が荒んだら仕事も荒んでいくから」と答えるシーンがあった。どの小説だったか、思い出せない。こういう忘却は、本棚の整理が悪いのも一因だろう。
 午後4時前、ラズリと散歩に出掛ける。途中、うちを担当している郵便配達員と会ったので挨拶した際、「もうマイナンバーは配り終えましたか?」と尋ねてみたら「ええ、鎌倉はすべて終了しました」と言っていた。さらにだらだら歩いて、今日で閉店する革の小物ショップまで行き、「この犬の迷子札だけのお付き合いになりましたが、これからもお元気でね」と言葉を掛ける。そしてうちに引き返したところで、この数カ月、病気療養中で顔を見なかった知人とばったり出会い、病後の様子などを聞いたりしていると、あっという間に日が暮れてきた。
 明日から師走だ。
 一昨年、去年と住所録を整理しようしようと思いながらそのままになってしまった。今年こそ年賀状を書く前までにやろう! 三日坊主にならぬよう、まずはあと1カ月、気持ちの張りを保ちたい。
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