mixiユーザー(id:4795751)

2015年11月28日01:55

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「FOUJITA」@ユーロスペース

オダギリさん、映画の主演は結構久々じゃないかなexclamation & questionそりゃー行くしかないでしょダッシュ(走り出す様)と前売り券を買っておいたが、内容的に私は楽しめるかしら〜と思いつつ。

1920年代、パリ。日本人画家フジタ(オダギリジョー)は、"乳白色の肌"と評された裸婦の絵が評判となり、その独特の風貌と相まってエコール・ド・パリを代表する画家の一人として時代の寵児となる。美しいモデルたちや画家仲間と夜ごとバカ騒ぎを繰り返し、自由を謳歌する。しかし第二次大戦の勃発により日本へと帰国。パリでの狂乱から一転し、軍に協力して数多くの戦争画を描き、日本美術界の重鎮へと上りつめていくフジタだったが…。

戦前にパリの画壇で成功した日本人画家・藤田嗣治の人生を描いた日仏合作のこの作品。いわゆる伝記ものだけれど、その波乱万丈ぶりはことさら強調されない。というか、むしろ意識的になのかexclamation & question、淡々と描かれている。画家が主人公の物語だから、もちろん数々の絵画が出てくるが、映画そのものがアート作品といった趣き。他の映画にはない映像美は楽しめると思う。

要するに物語として面白いかと言われるとかなり苦しいということあせあせ前半のパリパートはまだいいが、後半の日本パートは全体の色調も薄暗く眠気との闘いに。。もちろん、戦中の厳しい情勢を反映した演出だろうということは想像できるんだけどね。

主演のオダギリさん。おかっぱ頭に黒縁丸メガネのビジュアルはインパクト大exclamation自身をフーフー(フランス語でお調子者の意)と呼ばせたのは、異国の地で覚えてもらうために意図的にやったこと。画家としての野心やプライドを滲ませた振る舞いがとても印象的で素晴らしかったぴかぴか(新しい)フランス語も猛特訓したそうで、流暢にやりとりしていてさすが指でOK

他にも中谷美紀、加瀬亮、りりィ、岸部一徳、青木崇高、福士誠治、井川比佐志、風間杜夫と磐石の布陣。特に中谷さんは藤田の4番目の妻役で二人並ぶとまあ絵になることexclamation晩年の設定だから両者とも老けメイクしてるんだけど、それでも十分素敵でしたハート

個人的にはオダギリさん贔屓だからまあまあ満足だけれど、出演者目的か藤田さんの人生に興味がある人以外はちょっときついかも。。
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