9才から66才までの男だけ6人のツーリング。毎年恒例になってきた。おかあさんを一日休ませてあげようという家族愛?の賜物。子供らは厳しい?お母さんから一日開放されて無邪気な子供に戻れる。良い事尽くめ!今回はハーフェル川サイクリングルートを行く。
金曜の夕方電車に乗って1時間、ラテノウ(Rathenow)に着く。早速道を間違えるが通りかかった地元の人に尋ねて解決、5分のロス。ラテノウの町は見ずに即サイクリング道に入る。
宿泊のユースは15キロ先。18時までに着かないといけないらしいので速めに進む。
最後尾を行くが、途中写真を撮ったりしていると遅れるので結構ダッシュしたりする。
ハーフェル川サイクリングルートとは言うものの、この辺りは自然保護地区になっていて川には余り近づけない。ハイキングなら川沿いを行けるようだが。ユースのある村、Milowの手前でようやく川を渡る。
村の教会はなかなか良い雰囲気だ。
何故こんな村にユースがあるのか、少々不思議だが、ツーリングで来る人は結構いるようだ。しかも今年はこの辺りの5カ所でガーデンショーを開催しているので来客は多いらしい。ユースは村で一番華麗な建物だが、これはベルリンで乳製品販売で大儲けしたBolleが建てたそうだ。戦後はスーパーを展開していた。
この村の出身という事は初めて知った。Bolleは90年代に他のスーパー大手に買収されて消滅したが、ベルリン人なら誰でも知っている懐かしい名前だ。この建物も社員のレクリエーション施設として利用されていたらしい。
この日もユースは満員御礼。清潔な6人部屋だが、夜は誰かの鼾が恐ろしい、、、
夕食は外で。とりあえず川へ向かって日が沈むのを眺める。
村で食事が出来る店は2軒。川岸の店は満席だった。見た目は全く冴えない店で夕食をとる事になる。が、外見に反して美味しかった。勿論肉メインのドイツ料理だ。こんなに沢山肉を食べたのは久しぶり、、、
予想の通り誰かの鼾でなかなか寝付かれなかったが、何とか数時間は寝ただろう。朝は冷えた、5℃くらいだろうか。朝食はユースで、十分満足出来た。9時出発予定は当然のように遅れて10時に出発。この日は50キロ程走るので途中数回休憩を入れる。明るい森の中を気分良く走る。
蔦は既に真っ赤になっているが、まだまだ木々の緑は濃い。最高気温は19℃位らしい。
ハーフェル川をフェリーで渡る。渡ったところで休憩、ひなたぼっこする。
雁の群れが原っぱに、多分食事中なのだろう。彼らが南へ発つのは11月初め頃だ。
サイクリングルートといっても一般道も混じっている。車が少ないので走るのは快適。
Plaueに到着。ここからBrandenburg市の間、ハーフェルは広大な湖となっている。
湖畔のレストランで昼食。一応魚料理レストランという事なので魚スープを食べる、味はまぁまぁ。すっきり晴れて気分は良い。食べているうちに多くのヨットが出て行った。
この先広大な鉄道産業地帯(レール工場とか)が広がっていて鉄道好きにとってはワクワクする場所だが今回はパス。唯一戦中の防空壕を眺める。これは爆弾が落ちて来ても当たる面を持たない設計なんだというが、本当にこれで爆発を避けられたのだろうか。
ここからは湖に沿って走れる。時間があれば水辺でゆっくりしたいところだが、、
再びフェリーで対岸へ渡り、ブランデンブルクの町に入っていく。ここのフェリーは気の良いおばさんがやっていて好きだ。
ブランデンブルクは鉄鋼産業が盛んだったが東西統一後は非常に寂れてしまった。今年はガーデンショーのせいで観光客が多く活気がある。この町も周囲を湖に囲まれている。
典型的な東欧の市電(チェコ製)だが、中央が低床化されている。
カフェのテラスでコーヒーとケーキを食べ元気を取り戻す。子供らはアイスを食べて満足。駅から電車でベルリンへ戻った(45分)。「また来年!」と言って別れた。
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