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2015年09月22日15:43

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「at Home アットホーム」@新宿バルト9

渋谷でやってないし、パスかなぁ〜と思っていたんだけど、ちょうど夏休み中で友達と予定があったので、レディースデイに新宿へわーい(嬉しい顔)

夫婦と子ども3人の森山家は、一見どこにでもある幸せ家族。ところが父親・和彦(竹野内豊)の稼業は、なんと空き巣泥棒。そればかりか、妻・皐月(松雪泰子)は結婚詐欺師で、長男・淳(坂口健太郎)も一流の偽造職人を目指して修行に励む犯罪者家族。その上、高校受験を控えた長女の明日香(黒島結菜)と小学校4年生の末っ子・隆史(池田優斗)の全員とも血のつながりのない赤の他人だった。それでも、それぞれに辛い過去を持つ彼らの互いを思う気持ちは、どんな家族にも負けないほど強かった。そんなある日、皐月がターゲットにしていた男(村本大輔)から逆に誘拐監禁されてしまい、森山家に最大の危機が訪れる。

本多孝好さんの同名短編小説本が原作だけど未読。なので、あくまであらすじから受けるイメージではワケあり疑似家族のドタバタを描いたもっとコミカルな作品かと思っていた。が、予想外にシリアスでなんだか気持ちが追い付かなかった。

全員血が繋がっていないのに、家族として5人で暮らしているのはなぜかexclamation & questionその理由が一人ずつの背景と共に描かれるが、これが結構どんよりするものばかりげっそり離婚、流産、DV、ネグレクト、親殺し寸前とかね。それぞれ過酷な過去を背負っていて、本当の家族との繋がりは希薄でいなくなっても探されもしない。だから疑似家族が成り立つ、とも思えなくもないが、やっぱりリアリティには欠けるよね。特に中学生と小学生は学校学校にもちゃんと通っている設定は無理でしょーって思っちゃった。

小説ではうまいことぼかしたり、違和感を感じさせなかったのかもしれないけれど、映像となると不利なのか?それとも描き方の問題か?そもそも原作でもそこはツッコミどころだったのか?気になるから読んでみようかな。とにかく、家族の生活以外にもご都合主義は満載だし、ちょいちょい引っ掛かるところ多し。松雪さんの結婚詐欺師っぷりがあまりにも杜撰だとか、ニセ札作りってそんな簡単!?しかも、たった半日足らずで!!とか、改めて展開を思い返すといろいろね。。

役者陣には特に不満なし。物語に入り込めなかったせいか、すごくよかったーとはならなかったけど。。竹野内さんのラストシーンでの万感胸に迫った表情は印象的。松雪さんの薄幸な美女役はドンピシャで、暴力を受けボロボロ傷だらけでの熱の入った演技はさすが。坂口くん、結菜ちゃんの二人も今年露出度急上昇で勢いあるし。

制作によしもとが関わっているので、芸人も村本大輔、千原せいじ、板尾創路の3名出演。3人ともしょうもない役(笑)せいじさん、板尾さんは役者経験も豊富だから観ていて安心だったけど、村本さんはどうなのー?と勝手にドキドキ。結果は案外無難にこなしてたかな、って感じウインク

ツッコミどころをスルーできれば、またはそこは置いておいて感情移入できるかどうかで印象が大きく変わりそう。"血の繋がりよりも絆だ"という描きたかったであろう主題は伝わったし、つまらない、駄作!とは思わないけど、特別推すほどの理由もないかな。。考えてる顔
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