マクロビオティックスの伝え方

私が中学生の頃、母が大森英櫻先生の講座から帰宅すると、何故飛行機事故に合うのか、どうやったら宝くじにあたるのか、結婚相手に選ぶのならこういう顔の形の人が良い、何故男の子が産まれるのか、女の子が産まれるのか、ここに黒いシミが出ていると事故に合う可能性があるから甘い物を控えろ等々、陰陽のこと、宇宙法則の事を話してくれて、子ども心に「食養って面白い！！」と思いその考えに魅かれていきました。
母は私達姉弟３人に「動物性を食べない方が良い」とか「お砂糖をやめなさい」とか「玄米を食べなさい」とかそんなことは一言も言いませんでした。
病気治しでも悩み解決の為でもなく、ただその自然つまり宇宙の法則に沿った「生き方」をしたいと思いました。

マクロビオティックスは食べ方云々というちっぽけなことを言っているのではなくて、宇宙的な視野でものを言っているとてもスケールが大きく計り知れないことだからその学びに終わりはなくて人生楽しくて仕方なくなってきます。

マクロビオティックスを知って、恋人やご主人、お子さんやご両親、ご家族等に伝える時に、「お肉はあーだこーだ」とか「薬はあーだこーだ」とか「砂糖はあーだこーだ」とか「玄米はあーだこーだ」とかから切り出すのではなく、大きな大きな宇宙のお話からしてみると拒絶反応をおこされず興味を持って聞いてくれるかもしれません。
そして、宇宙的視野で考えた時、どこに住んでいてこの季節だったらこういう食べ方をしてみよう、と宇宙に沿った生き方を実践してくれるかもしれませんね。

先日のクラスでご質問を受けて自分の子どもの頃を思い出し、こんなことを考え、今後私の伝え方ももっと工夫してみたくなりました。

昨夜はホームステイをしているマニラからの彼女に「お稲荷さんとおにぎりを教えて」と言われて、二日前からいきなり100°Fから60°F代に気温も下がったので穀類をしっかり入れた夕飯も入るようになり、一緒に作りました。
おにぎりは緊張していたようだけれどこちらの小さなお揚げなのにお稲荷さんもとても綺麗に作ってくれました。
お料理を見るとその人の表面には出ていない性格が分かる気がします。