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2015年09月14日00:16

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良寛と囲炉裏

人間関係に悩んでいるあなたに。

『いまの世は

はかなきものと

知るからに

背(そむ)けば

疎(うと)し

背(そむ)かねば

憂(う)し』

(良寛)

この世はどうしようもなくむなしいものだと

知れば知るほど、
人に逆らえば相手がよそよそしくなるし、

人に従えばこちらがこちらが嫌な思いをする。

人と人との関係は微妙なものである。

旅先で聞いた

仲間の話がまさに良寛の思いと通じていた。

心が通じない人とは
距離を置いて過ごすしかないのかも。

良寛は心が通う数人の仲間と囲炉裏を囲んで語り合ったといいます。

『秋の夜の

小夜(さよ)ふくるまで

柴(しば)の戸に

語りしことを

いつか忘れむ』

五合庵のいろりを囲み、秋の夜長に夜のふけるまで、しみじみと語り合ったことをいつか忘れてしまうだろうか、いやけっして忘れることはないよ。

と歌に残しています。

親しい友とは何時までも連絡をとりあいたいものです。


合掌
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