百�瞭�4:05〜百�諒�4:55〜赤石岳6:30-6:50〜
小赤石岳7:15〜大聖寺平7:55〜荒川小屋8:30-8:45〜
前岳10:15〜中岳10:30-10:35〜悪沢岳11:35-11:55〜
丸山12:20〜千枚岳12:55-13:00〜千枚小屋13:25
2日分のロングコース。
夜、星空だったので期待してテントを出ると、期待通りの星空。
しかしここは谷間なので空が狭い。
尾根を越えてガスがやってきて、やがて星は見えなくなった。
そういえば昨日の夕方、上空をライチョウが飛んで谷を越えて行ったのを見た。
飛行は得意じゃないな、とわかる飛び方だった。
我々よりも前に数組出発していった。尾根にヘッドランプの明かりが点々と見えた。
今日はすぐに樹林を抜けられるので、暗くても歩きやすい。
明るくなってくると聖がモルゲンロートに染まっていた。
言われるほどきつくなく赤石岳の登りにかかる。
なんか、この景色、家に写真があるな。
赤石岳山頂は電波が届くので、車山に連絡したかったがauは圏外だった。
ドコモは赤石の登りでもバリバリアンテナ立っていたようだ。
天気図を確認。
昨夜は気象通報を聞きながら、古新聞の天気図に前線などの位置を書き込んでみたが
ほぼ一致していた。単純だけどなんか嬉しい。
しかも平野部なら間違いなく期待できる。
山頂で居合わせたパーティが、小屋の領収書をくれるという。
これがあれば帰りのバスに乗れるが、前金を買い取ってくれないと。
このパーティはのんびりなので、遅くなりそうだから、
小屋着は15時過ぎるかも、と小屋に伝える約束をして先に進んだ。
と思ったら、オジサンが走ってきて、前金があるから駄目だね、と伝えに来てくれた。
なんと親切な。
夏山では珍しく、素晴らしい稜線歩きを楽しみながら荒川を目指す。
途中、親切にキャリアごとに電波状況を記したポイントがあったので
ようやく車山にメールを送れた。
今はドコモが最強みたいだな。
赤石を過ぎると一般の登山者が増えたが、山ガールは一人もいない。
山ガールにはちょっときついのかな？
荒川小屋でたち子さんのトイレ休憩。
昔幕営したときとテン場の様子が変わっていて、昔のテン場は森に埋まり始めていた。
水もトイレも近くにあって、ロケーションも素晴らしい。
小屋の上には素敵なお花畑が広がっていた。
ここから南アルプス最大(と思っていた）お花畑の登りにかかる。
しかし、崩落やシカのためなのか、見違えるほど花はなくなっていた。
シカ柵の中には素晴らしいお花畑が広がっていたが、昔とは花の種類が違うようだ。
自然の遷移を感じるね。
思った以上に長い登りを終え、荷物を置いて前岳まで足を延ばす。
誰もいなかった。
ここから山腹まで、長い地味な稜線が続くが、今はどうなんだろう。
中岳の避難小屋まで移動して休憩。
最悪、ここで小屋泊まりかと思ったが、時間も十分、天気も持ちそう、体力も問題ない。
暇そうな小屋のオジサンを横目に先に進む。
アルバイトと思われるお姉さんは、ちょっと美人だった気がするが、
山ガール欠乏で目の錯覚か？
悪沢の登りは覚悟していたが、八ヶ岳の阿弥陀のような急登。
しかし高山植物に溢れていて、辛かったけど素敵な登りだった。
山頂には結構たくさん人がいて、ちょっとうんざり。
ここからは気持ちいい稜線を下るだけ、と思い込んでいたが
千枚岳手前はスゲェ怖かった。
それまでは確かにマツムシソウなどが咲き乱れ、楽しみながら歩いていたので
こりゃ時間かかるな、と思えたのだが、崩落したのかほぼ垂直な岩場もあった。
ザックがデカいので岩に引っかかりそうでホント怖かった。
なんでロープやはしごないんだろうか。
追い越してきたおばさんたち、超えられるのか？ってくらいヤバかった。
千枚岳にも結構人がいて、それぞれ昼寝を楽しんだり、のんびり過ごしていた。
まだ早いんだな。
百�里�ら歩いてきた我々は、もう夕方のような気分だ。
すれ違いも何組かあった。
樹林帯に突入し、気持ち悪いくらいのトリカブトとマルバダケブキのお花畑を過ぎると
ようやく千枚小屋に到着した。
素泊まり小屋に寝床を確保。
なんと生ビールがあったので、小屋前のベンチで至福のひと時。
濡れていたものも乾かせた。
先ほどのパーティが14時過ぎには到着。
おじさんが、前金買い取って上がればよいと思って、ペースアップしてきてくれそうだ。
悪いことしたね。
素泊まり小屋にはほかに3人、全て単独の人だけだった。
夕飯にマカロニを茹でていたが、完成した瞬間、鍋をこぼしてしまった。
昨日はフライを貼りながら飯を炊いていたら焦がしてしまったし、
集中しないとだめだな。
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