TACCS1179でOFF VIVID COLOR「ちいさなお姉さん」を見る。藍山みなみさんの引退と、日高ゆりあさん、結城リナさんの降板で、この企画も過渡期にあるのだろうか。今回はAVの人ばかりではないのだ。しかし若林美保さんの主演が実現したのはうれしい。今回は踊りが少なかったが、ひと癖ある助演でなく、ストレートな主人公を好演。
冒頭を見ると、小人の視点で見た「白雪姫」のスピンオフ作品と思った。実は雄たちが出払っている森に、人間がやってきたことで起きる雌の小人たちの騒動。
人間と話し合おうとする村のリーダーと、未知の人間を恐れ、先制攻撃をしようとする隣村のリーダーが対立してしまうのは、今の世の中を思わせる。リーダーは、人間の子どもと会話することに成功。村人たちも、ドタバタしながらも人間や文明に触れる。河原に落ちているエロ本を見て、「胸がざわざわする」のは笑ったが、コミュニケーションなど、相手に触れることが大切と感じさせるのがいい。スピリットが受け継がれる幕切れもよかった。
結城リナさんが、唯一の人間役で少し出演。あぁルナティックシアターに出演したときも感じたが、音楽に専念することで、この人のコメディエンヌ演技が見られなくなるのが残念だ。
次回はどうなるかわからないが、VIVID COLORはぜひ存続してほしい企画です。
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