昨日はヴァネッサ・ウイリアムズのライブ(サンケイホールブリーゼ)に行った。
ヴァネッサ・ウィリアムスは1962年生まれ。故ホイットニー・ヒューストンと同い年だそう。もっといってると思っていた。
というのも、あの日本の洋楽番組の草分け「ミュージックフェア」(故・長門裕之&南田洋子夫妻司会)のスポンサー、シオノギ製薬がヴァネッサをCMに起用していた時代のイメージが強いので、もうかなりのお年だと思っていたのだ。
「痛くなったらすぐセデス〜♪」 と歌う彼女、歌唱力もビジュアルもいうことなしにゴージャスだった。もともとシオノギの社長がヴァネッサの大ファンでCM起用が決まったそうだが、このセデス・ハイのCMソング「SAVE THE BEST FOR LAST」が日本だけでなく世界中で大ヒットとなった。そういう縁もあって日本が大好きな彼女は何度も来日していて、去年も来日公演をしている。
で、今年東京では6日間もコンサートがあるらしいが、大阪では1回のみ。大阪ではあまり人気がないのかしら?
私は若い頃はR&Bにはあまり興味がなく、ロック以外のコンサートはほとんど行っていない。黒人シンガーでも好きな人はたくさんいるが、ライブは観に行ったことがない。マイケル・ジャクソンもホイットニー・ヒューストンもいつか見たいと思いながらもうこの世にいない。生きている間に見ておけばよかったと思う。とはいえ、全盛期をとうに過ぎ輝きを失った老年のミュージシャンを高額なチケット代を支払って見に行きたいとも思わない。去年ダイアナ・ロスの来日公演があったが今更ばあちゃんのダイアナを見てもなぁ・・と思ってやめた。
ヴァネッサはまだまだ旬なアーティストである。
最近はヒット曲はないが、女優として「アグリー・ベティー」や「デスパレートな妻たち」などテレビ人気シリーズに次々と出演し、知名度は抜群。
なにより彼女の経歴ですごいのは、1983年黒人初のミスアメリカに選ばれたということだろう。選出されたのはシラキューズ大学在学中のことだが、もともと歌や踊り、ピアノやフレンチホルンの演奏もでき小さいころから芸能活動をしていたらしい。
実はミスアメリカになった翌年、彼女は自身のヌード写真が男性誌に掲載されるというスキャンダルに見舞われ、いったんミスアメリカの返上している。しかしのちに問題の写真は本人の承諾なく掲載したことが確認され、彼女のミスアメリカ公認は復権された。
そんな紆余曲折を経て1988年デビューアルバム「RIGHT STUFF」を発表、大ヒットとなる。また、’92年には「SAVE THE BEST FOR LAST」が全米1位を獲得、‘94年にはNYブロードウェイミュージカル「蜘蛛女のキス」に出演。大絶賛となる。
’95年には映画「ポカホンタス」の主題歌「カラーズ・オブ・ザ・ウィンド」がアカデミー賞のベスト・オリジナル・ソング賞を受賞 した。2007年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの殿堂入りを果たす。
歌って踊れる女優、いや演技力抜群のトップシンガー。しかも容姿端麗。ちょっと肉付きはよくなったが4人の子どもを産んでこの美貌とパフォーマンスは素晴らしい。
オープニングはネイビーブルーのタイトなドレス、腰にはルーズにキラキラバンドを巻いている。バックボーカルのねえちゃんが二人とも巨漢なので、ヴァネッサが意外と小柄なのに驚く。
歌い出しは、88年のデビューシングル「DREAMIN」
そのあと、「LOVE IS」(『ビバリーヒルズ青春白書』の挿入歌)
ブライアン・マックナイトのパートはピアノの男性が熱唱。マックナイト本人かと思うくらいいい声だった。
そして、歴代のアルバムからのヒット曲、
THE SWEETEST DAYS
CONSTANTLY
THE COMFORT ZONE
COLOERS OF THE WIND など。
カバー曲も多く、今回はシャカ・カーンのカバーや、PEEL ME A GRAPE (ダイアナ・クラールのカバー)など、ジャズシンガー顔負けのパフォーマンスも見応えがあった。
そして終盤はストリングスをたっぷりきかせ、ドラマチックな
OH HOW THE YEARS GO BY から、SAVE THE BEST FOR LAST へ。
日本中でお馴染みのこの曲でステージは最高潮に盛り上がりエンディング。
アンコールは1回。ベスト盤の1曲に入っているのノリの良いラテン系の曲、BETCHA NEVER
実はヴァネッサのアルバムは買ったことがなく、このコンサートのために1枚だけ「VERY BEST OF VANESSA WILLIAMS」を聴いていったのだが、その中からほぼ半分以上の曲を演ってくれてラッキーだった。
ログインしてコメントを確認・投稿する