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2015年05月14日20:40

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「映画 ビリギャル」@TOHOシネマズ渋谷

公開日が5/1だから1,100円で金曜日。ということで、初日の夜の回に鑑賞手(チョキ)架純ちゃん人気か、原作人気か、サービスデーも手伝ってか、7〜8割方席が埋まっていてなかなかの入り。

中高大一貫私立学校の高校2年生、工藤さやか(有村架純)。中学入学以来、ギャル仲間と遊びに耽り全く勉強をしなかったので、ついに成績は学年ビリに。心配した母親(吉田羊)が学習塾に通わせると、なんと彼女の学力は小4レベルと判明。彼女を受け持つことになった塾講師の坪田(伊藤淳史)も困惑を隠せない。それでも第一志望をノリで慶應大学と宣言したさやかに対し、巧みな指導でやる気を引き出し、徐々に本気にさせていく。こうして絶対不可能と思われた慶應大学合格を目指し、二人三脚の受験勉強が始まるが…。

原作本は学習塾の塾長を務める坪田信貴さんの体験談を綴ったベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』。タイトルにも"合格した"ってあるんだから、結末はわかっているわけで、それをどう膨らませて最後まで興味を失わせずにみせるかがポイントだと思うが、うまく青春もの、家族ものとして肉付けされてまとめられていたなぁ、という印象指でOK

ただ、さやかの学校の担任(安田顕)のあまりひどい言動、父親(田中哲司)が自分の果たせなかった甲子園への夢を託した長男(大内田悠平)への贔屓が露骨なこと、母親(吉田羊)の甘さ等々、気になることはちょいちょいあった。原作未読なのでなんとも言えないが、そこはデフォルメされているのかなぁexclamation & question、と。

母親の甘さってのは例えば、さやかが身体が弱かったり、小学校の時いじめにあって転校したりの経験から、"さやかの楽しいと思うことはなんでもやらせてあげたい"といった考え方。気持ちはわかるし、いいお母さんだねと思う側面もありつつ、世の中楽しいことばかりじゃないのに、、と違和感考えてる顔いよいよ受験の追い込み時期に学校学校でずーっと寝ていることを理由に母親が呼び出された時も「塾に行って家でも遅くまで勉強頑張ってるんだから、いつ寝たらいいんですかexclamation & question」という開き直り発言で平謝りしつつも容認させちゃったり。。どうにも引っ掛かった。

架純ちゃんは好演ハート達(複数ハート)さやかの素直さと挫折してもパートを掛け持ちしてまで塾代を稼ぐ母親、生徒のことを真剣に考えてくれる坪田先生の励ましや背中を見て、また気持ちを立て直して頑張る姿にはこちらも胸が熱くなるものがあり、応援したくなった。

伊藤くんもよかったなぁ。やっぱりこういう好人物を嫌味なくできるのは、彼が元々持っているものもあると思うけど、演技力が確かだということ。こんな先生と出会っていたら、私も慶応に行けたかしらんexclamation & questionと思わせるもんねウインク

客入りも好調のようで、2週間経った時点で観客動員数100万人突破、興行収入12億とのパソコンニュース。ヒットも頷ける安定の作りなので、観て損はないと思う。

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