ギャラリーの日

市内に数多いアートギャラリーのオープンデイ、家内に連れられ？出かけた。
僕は芸術に余り興味が無い。だからその流行とかも全く興味がないし、芸術って何なんですか？と訊いてしまうようなレベルの音痴だ。そんな僕にも今回見て回った４つのギャラリーで何となく判った事がある。芸術の制作者=アーティストではないんですね、ということ。ギャラリストのプロデューサーとしての出しゃばり方は相当なものだという気がした。作品を眺めてもらう空間やシチュエーションが大切だという事は判るが、今やそちらの方が重要なのかなと思わせるような演出が多くて個としての作品を集中して観ていられない。教会の建物とか工場とか、確かに面白いと思わせる空間かもしれないが。僕がド素人だからかもしれないが、作品が後方に引っ込んでいるような印象も受けた。商売のためとはいえ、ファインアートの世界もテレビ番組制作とかと大差無い仕事の仕方になっているのかな、と思った。
勿論クラシカルな白壁のギャラリーも多いのだが、そういうところの作品は得てしてつまらなかったりして、ギャラリーの作品展示よりも中庭で謳っているおばさんの方が面白かったりと、色々と考えさせられる一日だった。