ブレーキOH

2015年4月25日　土曜日　晴れ時々曇り一時数滴雨
　今日は単休、天気が良い、整備日和だ。兼ねてから、やらねばならぬと思っていたフロントブレーキのオーバーホールを実施する。以前も云ったが2006年の5月以来だ。遅過ぎると言える。

　作業手順が分らないから、サービス・マニュアルを読んで暫し考える。ままよと開始。
　新品部品にブレーキフルードを塗布する必要があった。どうしよう？ふと、2006年当時に百円均一で金属バッドを用意していた事を思い出す。有った。
　当時の自分は今の自分より賢かったのだなと思う。初のブレーキ・オーバーホールだったから、それなりに調べて準備していたのだろう。

　記憶ではエア抜きの苦労しか無いのだが、それ以外の苦労が多数。キャリパー・ピストンが入らない。斜めに入っちゃったりする。何度かトライした後、ダスト・シールを外した状態で入れてみたら多少斜めになっても構わないと判り、また、力技もやむをえないと判断しシャコ万で押し入れる。

　次に苦労したのがマスターシリンダーピストンの取り外しだ。手持ちの汎用スナップリングプライヤーが使い辛い。何年か前にダイソーで各種スナップリングプライヤーが200円で売っていた。握ると開くタイプは入手済みで実に使える。なんで握ると閉じるタイプも買っておかなかったんだよと過去の自分を責める。

　日が暮れる。中途終了も覚悟したが、なんとか終えた。エア抜きは完全でなかったかも知れぬ。だが、それは後日再作業可能。

　とりあえず、レバーを握った状態でタイラップ・インシュロック的な物で止めといた。
　ところで、この措置、実効性は経験で分るのだが、論理的な実効性が解らない。
　アルキメデスの原理では浮力は体積に比例する筈だから、レバーを握って圧力をかけたら泡の体積が減って浮力が減るのではなかろうか？