伊豆を離れる。沼津で小腹が空いたのでお持ち帰り海鮮丼を買い道端で喰う。あまり美味しくない。
国道1号線を西へ。糞ったれな天気予報なぞ外れてもらって構わないのだが、きっちり午後になると雨が降ってきた。合羽を着込む。
清水の北に「やませみの湯」という温泉があり、その先のキャンプ場(どうせ営業していない)をスルーして先に進むと当初予定していた焚き火が出来る野宿場が在るのだが、野宿するには時間が早い。予定を変更して北上する事にした。
県道75・10・9号線で富士川を遡上する。国道52号線は敢えて走らない。
この地域にしては大きめのスーパー「セルバみのぶ店」のお惣菜弁当で飯を喰う。しばらく考えて、此所で酒も買う。
県道37号線に「湯島の湯」という温泉がある。野宿場も周囲に見つかるだろう。
とりあえず行ってみる。着いたのは17時頃、営業時間は18時迄でラストオーダー的時間が17時半。考えている暇はない、即断だ。せめてバイクは屋根の下に停めたかったから、適当な場所に移動して合羽を脱いでいると、それがいけなかったのか温泉の従業員に出てけと云われる。
「温泉に入りたいのですけど」と言うと、引き下がる。
温泉の受付も、入って出る時も警戒心に満ちた目で見られる。きっと、そこで野宿しようとしたのだと思われたのだ。まあ、仕方がない。過去に、そうしようとした者がいたのだろう。
こちとら、既に野宿場の目星はついている。とはいえ、そこも大威張りで言える様な場所ではないし、ランクルとバトルしながら通った場所だから確認はしていない。
その場所とは旧道の覆道跡。この雨の中、またとない場所だ。そう古くなく、崩れる心配はなさそうだ。
下はアスファルトかコンクリートなのでペグは利かない、片方はバイクに固定し他方は覆道の梁を利用する。フライシートは必要ないので張らない。設営途中に雉撃ち跡を発見、結構新しい物件だ。気にしない気にしない・・・いや、やっぱ気になる!5m程遠くに移動。麦酒開栓時刻18時49分。
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