2日目@雲見浅間神社・修善寺筥湯etc.

2015年4月9日 木曜日 晴れ
起床9時50分頃。出発11時頃。完全犯罪成らず。3〜4tトラックが通る。
風力発電所周りというのは良い野宿場だ。何もないから風力発電機が建つ訳で、そのアプローチの道にも何もなく叱られる謂れは無い。出発後、そのまま進み風力発電所を通る。周囲には
「どうぞ、此処で野宿して下さい」と言わんばかりのポイントが多数見受けられる。中には「オート野宿場」とも言うべきポイントもあり、ハイシーズンには熾烈な争奪戦が予想される。

下界に降りると「カネカストア」という如何にも地方の鄙びたスーパーを発見。これは期待できる。入ってみると、お惣菜売り場に目ぼしい物は無い。そういうパターンもある。既にそのスーパーにゴミを捨ててしまったから何も買わない訳にはいかぬ。適当にやきそばか何かで腹を満たそうかと思っていると
「カツ丼出来立てです！」というおばちゃんの声が。早速その出来立てのカツ丼を頂く。

伊豆に来て南岸の道は外せない。ステップをゴリゴリ擦るワインディングが愉しい。
雲見浅間神社にお参りする。以前OutRider誌で見て行きたいと思っていた。階段320段、山道10分、舐めてかかると結構きつい。舐めてかからなくてもきついという報告もある。
登ってみた感想は「OutRider誌のカメラマン腕良過ぎ！」
まあ絶景っちゃ絶景なのだが、雑誌の写真の方が絶景だ。現実の景色を上回る写真を撮ってしまうとは！
降りながら、どうしたらあんな写真撮れるのか考えながら降ってた。
「そうか！」三脚を持って超ハイアングルで人物も入れて撮れば良い。
と思いついた時には、だいぶ下っていて再び登る気にはならなかった。それに自撮りだと三脚が見切れてしまうからモデルの存在も重要だ。
そのモデルの西野鉄平氏、文章担当でその文章がやたら面白かった。編集者にしとくのは勿体無い。

国道136号線から県道17号線に入り、尚もワインディングを楽しむ。飽きるほどの長さだ。
途中の漁港に小さなスーパーがあり(海百山百とかそんな海原雄山的名前)、そこの弁当が手作り感満載で美味しかった。おかずなのか弁当なのか判らないのを買って、おかずを掻き分けたらご飯があった。
そこで、内陸に入れば良かったのにと後で後悔する。

修善寺の「筥湯」に着いたのは19時半過ぎ。野宿場の確保を先にしておきたかったがやむを得ない。営業時間は20時半までだからだ。
樋から流れる湯とは別に底から噴出していることから推測するに、源泉掛け流しではないようだ。上がる直前、排出口を踏んでしまいびっくり。疑惑は確信へと変わる。
去年見つけた野宿場へ向かうが完全に忘れてしまった。湯冷めしてきたし、適当な所で。麦酒開栓時刻22時22分。