さて、今回はコラムや短篇じゃなく、次回作のアイディアノートと言うか
ネタを纏める為のメモや行程表なんかを書いていこうと思います（・ω・)ﾉｼ
普通の作家さんは完成品だけをだすのでしょうけど、
私の場合はmixiだし自由にやってみようと思いまして、実験がてらの製作ノートと思って下さいｗ
張った絵は私が好きなギュスターブ・モローの作品、
「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘」です。
残酷な絵なのに悲しみと慈愛に満ち溢れた名作で、
同じ生首をテーマにしたモローの「サロメ」とは、また違った味わいがあります（・ω・)ﾉｼ
何故、オルフェウス(オルペウス）がこの様な有様になったのか？
実はこれはギリシア神話の中でも謎が多く、矛盾に満ち溢れたテクストが連なり、
なんと日本神話との相似も数多くみられる不思議な神話なのです。
で、オルフェウスの生涯を元に、今までみたいに短篇集に出来ないかと思い、
とりあえずアイディアを纏めてみる事にしました。
最初の準備稿では、そのオルフェウスの生涯に関して簡単に纏めておきます。
〜〜〜〜〜
�．▲櫂蹈�(ヘリオス)とカリオペの息子、あるいはオイアグロスとカリオペの息子、竪琴の名手
オルフェウスは竪琴の名手で、その音は神々も聞惚れ、動物達が集まったとして様々な絵画のテーマになってます。
�▲縫鵐佞離┘Ε螢絅妊�ケとの結婚、毒蛇による死、オルフェウスの冥府下り
ニンフのエウリュディケと結婚して直ぐに妻が毒蛇に咬まれて死んでしまいます。オルフェウスは岬の洞窟から、冥府に下り、カロン、ハーデス、プロセルピナと冥府の神々を音楽で説得し、妻を連れ帰る事を認めさせますが条件が・・・・・
��アルゴー号の冒険、セイレーン達との対決
妻を永遠に失ったオルフェウスは、イアソンの金毛羊の探索の為に多くの英雄達と一緒にアルゴー号に乗り込みます。海上でセイレーンたちが歌声でアルゴー号の乗員達の命を奪おうとしますが、オルフェウスが返歌を歌い仲間の窮地を救います。これもモローの作品になってます。
�ぅ�ルフェウス教
冒険から帰ったオルフェウスは、オルフェウス教の開祖となります。これはギリシアに数多くあった信仰の中でも唯一輪廻転生を扱っており、なおかつ神話も一般に知られてるギリシア神話と差異のある、異聞録のようなものでした。
�ゥ�ルフェウスの死、水葬
妻を失ってからオルフェウスは一切の女性を相手にせず、トラキアのデュオニソス教の処女たちの誘惑も全てはねつけてきました。しかし祭りの夜に、狂乱した処女たちは奇声をあげてオルフェウスの竪琴の音を掻き消し、オルフェウスを八つ裂きにして、竪琴と一緒にヘブルス川に流してしまいます。その後、哀れに思ったムーサの女神(母もその１柱)がオルフェウスのバラバラの遺体を下流のリベトラ(レスボス島)に葬り、竪琴はゼウスが天に投げて琴座になりました。
オルフェウスは冥府で妻のエウリュディケを再び探し出し、冥府で幸福に暮らしてるそうです。
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ざっとこんな感じで、ちょっとしたファンタジー映画くらいなら楽に作れそうですがｗ、ただ綿密に調べていくと、色々矛盾や不思議な部分が多い神話なので、
次回から徐々にそこら辺を解題して行こうと思います。
ではでは〜（・ω・)ﾉｼ
拓也◆mOrYeBoQbw
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