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2015年03月23日20:43

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「幕が上がる」@TOHOシネマズ渋谷

正直、特別ももクロに興味はないんだけどあせあせ、演劇部を描いた青春ものとくれば、観てみたいっexclamationとチェックしていたこの作品。本広克行監督で原作は劇作家の平田オリザさんの初小説、脚本が「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平さんというのにも期待してウインク

今年もあっさりと地区予選で敗退した富士ヶ丘高校の演劇部。先輩たちが引退し、2年生の高橋さおり(百田夏菜子)が新部長となったものの、みんなをどう引っ張っていけばいいのか分からず苦悩の日々が続く。そんな中、新年度に入り、かつて"学生演劇の女王"と呼ばれた吉岡先生(黒木華)が赴任してくる。吉岡の指導の下、全国大会出場という高い目標を掲げ、部員たちの演劇に打ち込む日々が始まるが。。

思いの外よかったハート達(複数ハート)というのが率直な感想。アイドル主演の安易な企画ものには留まっておらず、登場人物の葛藤や想いがきちんと伝わってくる青春ドラマの良作。高校演劇のお話で、原作小説の著者が劇作家、脚本家の本業が舞台俳優だものexclamationリアリティがあって、ストーリーも自然で説得力が増すわけだ。

3年生が引退し、新部長を誰にするかという入りで主要メンバーのキャラが紹介されていく感じ。序盤は"これ面白くなるかしら〜exclamation & question"と少々不安だったんだけど、吉岡先生の登場からテンポもよくなり、惹き込まれていった。さすがです、華ちゃんぴかぴか(新しい)"学生演劇の女王"と呼ばれたという役を雰囲気たっぷりに演じ、実在感が抜群だった指でOK

あー青春exclamation ×2なシーンも満載。ひと気のない夜、駅のホームのベンチで悩みや本音をじっくり語り合ったり、お互いなんとなくライバル視していた者同士が一緒に作業をして、いない人の悪口(本気じゃないやつ)を言って盛り上がることで距離が近づいたり。同世代の人たちが観てもきっと共感するし、とっくに大人な私たちでもノスタルジィに浸れるばず。

公開当初のネットニュースによると、ももクロのメンバーはクランクイン前に原作者の平田さんの演劇ワークショップにみっちり参加して、演技のスキルアップを図ったそう。その成果、ちゃんと出てたと思うわーい(嬉しい顔)作品の中でもぐんぐん彼女たちが成長していくのがわかるし、吉岡先生の指導によって、演劇の楽しさや苦しさに目覚め、もっともっと上手になりたいダッシュ(走り出す様)と役の上でも成長していく、いわば二重構造。

何かに真剣に打ち込んでいる姿って、キラキラしていていいなぁ、と素直に思えた素敵な作品ハート特に若い子のそういう姿はより眩しくて美しいexclamation ×2
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