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2015年03月21日00:38

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天狗岳

渋の湯〜東天狗

ホントは西天狗まで足を延ばしたかったが、
病院にいくヒマが取れず、医者の許可がもらえず、
たち子さんが心配するので東天狗まで往復してきた。
もう冬山シーズンもほぼ終わり、風も雪も氷も春っぽくなっていた。
ただ、雪が多く登山道に被る木の枝を何度もくぐるうち、胸が痛くなってきた。
ピッケルは手荷物として少しでも背を低くした。

スリップして衝撃を与えないよう、用心していつもの場所でアイゼンを装着した。
この前は頬が凍傷になったのでこちらも用心して目出し帽をかぶった。
山頂は展望がなく、のんびり飯を食う根性もなかったので早々に下山。

少し前に山頂を後にしたパーティーが道に迷って難しそうなコースを進んでいた。
それに続いたパーティーもいた。
前の団体さんに追いつくと、アイゼンの使い方も知らないような歩き方の人もいた。
雪が柔らかいのでアイゼンがなくても歩けると思うが、
せっかく重たいのに頑張ってくっつけたんだから有効に使ったほうがいいと思う。
振り返ると雪の斜面に同じような人たちが点々と見えた。

俺たちはアコンカグアへ登るために何度も講習に参加して、
10万円以上つぎ込んで、何とか自分の安全は守れるようにしてもらったけど
ヘリが助けに来るからいいや、とか、自分は絶対落ちない、とか思ってんだろうな。

黒百合へ戻って昼飯を食って下山。
途中、森の中で宴会をしている団体さんがいた。
目を合わせないように通過したが、たち子さんが声を掛けられていた。
なんと知り合いだった。
あぁ、あの人なら、と納得してしまった。

ソリがあればなんと楽しいだろうと思いながら、肋軟骨をいたわって最後までアイゼンで下った。

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